7/11(月) →

プレツーリング四日目

行程

坊中野営場-阿蘇火口-白川水源-通潤橋-青井阿蘇神社-丸池湧水-自宅

ルート

ルート画像

注)ルートはGARMIN GPSmap 60CSにて記録したものを、
取り込み、加工したものです。
一部、海を走っているように見える部分がありますが、
不必要なデータを表示させないために、
マップの詳細を最低レベルに落としているためです。

天気

晴れ時々雨

昨晩の宿泊地

坊中野営場
坊中野営場
酒も入って早めに寝たものの、
ちょっと寒くて1時過ぎに目が覚めました。
もともと、そうなるだろうなぁ、と思ってましたが、
これまでシュラフを使わず、おなかにタオルかけて寝るくらいだったのが、
今日はシュラフを完全使用。それでも少し寒かったくらい?
耐えられないレベルでは全然ないのですけどね。
朝が早めに目が覚めたので、時間を決めて日記書き。
撤収中に管理人のおっちゃんがやってきて、
少し話をし、「また来てね」といわれましたが、
1000円だと、やっぱり少し考えるかな…


花
キャンプ場に咲いていた花。雑草?
小さな花で、よく見るとあちこちに咲いていました。

花
セイヨウタンポポ?雑草その2かな(^_^;)

阿蘇
阿蘇火口に上る途中で。
外輪山と、カルデラ内部の様子がよく見え、
感動できる風景でした。

米塚
米塚。説明略(^_^;)

米塚
米塚周辺パノラマ。
パノラマ画像がうまく撮れるようになってきたような?
デフォルトで黒い部分が生成されるというのが、
(加工しているという手間もあって)不満ですが…

外輪山
外輪山の様子。
世界最大級のカルデラというだけはあるなぁ、と。

花
撮影したところに咲いていた、花…?

草千里
草千里。
すでに何回も来ていますが、
こんなに景色良かったっけ?とびっくりしました。
しばらく考えて、ここの展望台から眺めるとき、
邪魔になっていた木を切ったのか、と合点がいきました。

草千里
草千里の展望所から、外輪山方向の様子。
遠くに風力発電の風車と、
さらに遠く、外輪山が途切れているところ。
神様が蹴って途切れたとか神話があったような。

草千里
今日の一枚(笑)
人も車の往来もそれなりにあり、
風がちょっとあったので、位置決めも合わせ、
撮るのに結構苦労しました(^_^;)
もっと背の高い三脚がほしくなりますが、
携帯性が悪いからな…と。

草千里
ちょっとズーム。

阿蘇火口
駐車場から、火口までの途中にて。
荒涼とした雰囲気だなぁ、と…
ちなみに日本人より、中国人、韓国人観光客が多かったような。
来てもらうのはすごくいいことだと思います。

阿蘇火口
阿蘇中岳火口。
こちらも何回も来ていますが、
(彼女ときた前回は、ガスで火口はこれなかったかも)
なんだか感動しました。
火口の崖の色合いが興味深かったのですが、
感覚が磨かれたのか、単に年を食ったということか…(^_^;)

阿蘇火口
火口のパノラマ。第一火口。

阿蘇火口
右の火口は第七火口というそうです。
黄土色の水がたまっているところ。

阿蘇火口
第七火口。
ここあたりでちょっと雨がパラついてきました。

阿蘇火口
地層の様子。
今回、阿蘇にはかなり感動しました。
まだ行ってないポイントも多くあるので、
機会があったら連泊でもしてゆっくり巡ってみたいものです。
坊中野営場から草千里に至るまでの道は、
右の景色をを見ながら走る、左の景色を見ながら走る、
道に集中して走る、その3回は走る価値があると思われました(笑)
それと、草千里'09…参加したかったのですが、
所属しているバイククラブで参加したにもかかわらず、
私は仕事で参加不可でした。
10年に1回のイベントに仕事で参加できないって、
生きるために仕事をしているのか、
仕事をするために生きているのか、というくらいの問題かな、と。
そういうことをいろいろ考えさせてくれた今回の阿蘇でした。

白川水源
阿蘇から南へ下って白川水源。
景色を眺めていると、ドボンと何かを投げ込んだような音がして、
隣の家族旅行らしき人たちが、魚がいるいないのという話をしていたので、
その魚がいる場所を示すために石を投げ込んだのかな?と…
一行のおばちゃんが携帯で話をしていて、
内容からすると鹿児島からの一行だったようですが、
水源にはお金等投げ込まないでください、って掲示もあるのに、
同郷人として、そのマナーにビックリもし、イラッともしました…

白川水源
水が砂地から噴き出ている様子がよくわかります。
(実際に見れば、ですが…f^^;)
ちなみに少し下流に水汲み場のようなものがあり、
柄杓が用意してあって、私は普通に飲んでいましたが、
そんなことをするのは少数派みたい?(^_^;)
パックツアーらしき一行が、
全員小型のペットボトルを携えてきて、
一斉に水をそれに汲んでるさまはおかしくさえありましたが…
同じ水とはいえ、わざわざペットボトルに汲んでから飲まなくてもよさそうなものです。

分水公園
阿蘇を出発してからは、八代方面へと向かいます。
途中で3台のツーリングバイクと近くを走るようになり、
その一行は高千穂峡のほうへと向かっていったのですが、
高千穂峡は一回しか行ったことないかな?と…
ボートで滝まで近づける、ってのもポイントなので、
カップルじゃないと行きづらいという深層心理が働いてるのか?と(^_^;)
もっとも、その行ったときは増水でボートは貸し出してなかった気も。
写真は、途中に標識が出てきて、
行ってみるかと立ち寄った分水公園。
農業用水を、水田面積に応じて、
7:3に分ける働きをしているんだそうです。

分水公園
近くに咲いていた花。

分水公園
7:3のうち、3のほうが流れ出る水路。

分水公園
水路の先は、池になっていました。
さらにその先は農業に使われているようなので、
周辺を公園として整備する際にここも作ったのかな?と。
空の様子もよかったので掲載。

分水公園
公園のすぐわきを流れる川。
結構な流量があるように感じましたが、
ここまで流量があっても、
わざわざ分水装置を作ってまで水を分けないといけない理由とは?と…
見た目ほど水は多くないってことなんでしょうか。

分水公園
分水公園へのアクセス途中の農村風景。
個人的に、農村とか漁村とか好きなのかな?と…
空もポイントですが、
日南フェニックスロードを走っているときは、
本当に付近に住みたくなるくらいに素晴らしかったです(笑)

通潤橋
しばらく走って通潤橋まで。

通潤橋
駐車場のわきに展示されていた、
町のお祭りで使うらしい「大造り物」と呼ばれるもの。
自然の材料だけで作られているそうですが、
なかなか見事な出来でした。

通潤橋
通潤橋の建設者、布田保之助の像。
建設指揮してるところを表現してるのか、
通潤橋を向いて立っているので、
橋と一緒に撮るというのは断念。

通潤橋

通潤橋

通潤橋
熊本城の石垣と同様に、
裾を広げた構造で安定感を出しているとのことでした。

通潤橋
橋の上から、放水口を栓しているところ。
農業用水として現役なので、
放水はかなり時期限定の土日のみで、
平日は要予約、費用1万円だそうです(^_^;)

通潤橋
橋の上の様子。
幅は広いものの、さすがに端に行ったらちょっと怖い(笑)
通常は石のところが、一部コンクリートになっていて、
理由は?とも思ったし、せっかくだから、
ちゃんと元のように石を使うことはできないのかな?とも。

通潤橋
通潤橋は1854年完成だそうで、
そんな昔にこんなものが…とも思いますが、
それを言ったらローマの水道は…という話ですね(^_^;)

霊台橋
すこし走って、霊台橋。
単一アーチ式石橋として日本一の大きさ…って調べてみたら、
実は3位だそうで…
(径間、上位二つは、大正と昭和の建設)
通潤橋のほうが大きく見えるな…
向こうは下から見上げるから?と思って調べると、
通潤橋は「高さ20メートル、長さ75メートルもあり、
江戸時代に造られた石橋としては
アーチの直径ならびに全体の高さは国内最大である。」と、
ウィキペディアにありました(^_^;)

霊台橋
大きいことは間違いないんですけどね…
ちなみに通潤橋の少し前、1847年の完成だそうです。
説明板にも日本一って書いてありました(^_^;)

より藤
そこから走って向かった先は、
鮎問屋「より藤」というところ。
九州の駅弁ランキングで3年連続1位を獲得してるとかで、
「築地魚河岸三代目」の鮎の話でもモデルになってるのかな?
一応、昼休憩がないことは確認済みでしたが、
昼には遅い時間だったので、「大丈夫ですか?」と聞いてから入店。
席はバックヤードの声が丸聞こえで…
「食事のお客さんなんだけど、○○が出てて」と電話の声。
休憩中の職人さんを呼んだのかな?と…
ちょっと申し訳ない感じもしました(^_^;)

より藤
せごしをちょっと楽しみにしていたのですが、
今日はできないということでした。
で、注文したのは塩焼き定食の中だったのですが、
「まだ中のサイズのものが上がってないから、
 小さいもの2尾になります。」とのこと。

鮎の塩焼き定食
というわけで、その塩焼き定食。
鮎の大きさ的にはそんなに不満はないのですが、
あんまりおいしく感じないな…と(^_^;)
鮎って…五家荘で食べた川魚…
鮎かどうか確信はないのですがすごくおいしかった覚えがあるし、
茨城かな…久慈川で食べたのもおいしかった覚えが…
ここは楽しみにしていただけに、ちょっと残念でした。
時期がもっと下ればおいしくなるのかな?とも考えて、
久慈川は9月でしたが、五家荘は5月だから鮎の訳はないか?と(^_^;)
ヤマメだったのかな?
まぁアクセスはいいところなので、
機会があればまた来たいと思います。

そこから球磨川沿いを走って人吉へ。
「築地魚河岸三代目」で球磨川や川辺川ダムのことは
書いてあるわけですが…
ホントにこんな川で鮎が遡上するのかいな?というくらい、
護岸ばっかりで大きな堰が存在する川だった感じがします。

青井阿蘇神社
人吉で向かった先は国宝「青井阿蘇神社」。
2008年に指定を受けた、比較的新しい国宝です。
写真は神社の前に広がる蓮池。

青井阿蘇神社
比較的咲いていたほうの蓮。
まだつぼみのモノばかりで、
数もそんなに多くなかったかな、と。

青井阿蘇神社
正面の鳥居。

青井阿蘇神社
手水舎。
水が冷たく、飲んだらおいしそうでした(笑)
飲みませんでしたが…(^_^;)

青井阿蘇神社
国宝、楼門。
楼門、拝殿、幣殿は茅葺ですが、
茅葺建築物の国宝指定は初めてなんだそうです。

青井阿蘇神社
楼門内に掲げられていた額。

青井阿蘇神社
国宝、拝殿。

青井阿蘇神社

青井阿蘇神社
奥から、本殿、廊、幣殿、拝殿。
いずれも国宝。

青井阿蘇神社
幣殿。向かって右側から。
本殿との間に、廊。

青井阿蘇神社
本殿。本殿は銅板葺。
なぜ?と思うのですが、リサーチしても理由は不明です。

青井阿蘇神社
本殿の木組みと透かし彫り。
軒から下を黒漆塗としつつ、組物や部材に赤漆を併用する技法が、
当地独特のモノなんだとか。

青井阿蘇神社
廊の龍の彫刻。
神社サイトの解説によると、「右側に剣を巻き込む龍、
左側に鐘を巻き込む龍が阿吽の形相で彫刻されています。
この剣は「不動」を、鐘は「解脱」を意味します。」
だそうです…このレベルでしか撮影できないのが残念。
南九州地方に広く影響を与えた彫刻だとか。

青井阿蘇神社
拝殿の木組み。一部、赤漆が残っていました。

青井阿蘇神社
楼門の木組み。
木組みの上に白いものが見えますが、
ウィキペディアによると、
「上層軒先の四隅に陰陽一対の鬼面を嵌め込む点が珍しく、
これは当地方独自の人吉様式と呼ばれる。」だそうです。

青井阿蘇神社
楼門の彫刻。
一部、「二十四孝」と呼ばれる物語由来のものがあり、
右側のものは、
「老來子が幼子のまねをして父母の前で舞い戯れる」
という話由来のものだそうです。
全部がそうではないため、左側は鳳凰の彫刻かな?

えびのループ橋
遠く、えびのループ橋。
通ってきたのですが、タイミングよく止まれる場所がなかったため遠景。

丸池湧水
鹿児島県に入って、途中の休憩スポットとして、
名水百選(旧)の丸池湧水へ行くことに。
案内が途中までしかないので不親切なのですが、
駅のちょうど真裏にあります。
きれいな水の色をしているのですが、周囲の風景が水面に写りこみ、
写真ではその水の色を描写できないのが残念です…

丸池湧水
白川水源と同じように、
砂地から水がわき出ています。
ここは池の面積が白川水源に比べると広く、
そのためか湧出するポイントもいくつかありました。

丸池湧水
この湧水のすごいところは、
全町民の水を賄っている、ということでしょう…

丸池湧水

丸池湧水
池のほとりにある水飲み場。
丸池の水ではなく、地下40mからの湧水だそうで、
冷たくておいしかったです。
顔を洗って、自宅までの行程の気合を入れます。

丸池湧水
近くの、雰囲気のある歩道。
何かの表彰を受けたとか書いてあったのですが、
その表示を写真撮らなかったため、道の名前とともに不明(^_^;)
ま、道の良さに比べれば小さいことでしょう…
その少し上にはホタル坂なんてところもあり。
時期的にみられるのかは不明ですが、
(多分、そういう掲示が何もなかったので外れていると思われます)
見られるにはまだ早い時間なのでスルー。

丸池湧水
出発しようとしてからの一枚。
もちろん、いいと思ったから撮ったのですが、
それ以上によい写真が撮れたかな?と。

夕焼け
ちょうど夕焼けのタイミングだったので、
新デジカメで夕焼けがどの程度に撮れるのか、
ちょっと行ってみました。
教訓として…機材より素材(笑)
夕焼けとしての美しさに惹かれて撮ったわけではないので、
ちょっと…な写真でした。

そこからはまぁ知ってるような道。
家の前を通り過ぎて、ご飯を食べてから帰宅したのでした。
鹿児島のラーメンは高いよな…とよく言われることですが…
阿蘇のスーパーを見たら、物価自体高いのか?という気もしました。

走行距離

288.4km

本日の家計簿
阿蘇山公園道路通行料100円
白川水源入場料100円
自販機コーラ100円
より藤鮎の塩焼き定食(中)1700円
青井阿蘇神社賽銭5円
自販機ファンタ100円
ENEOS17.66L 158円/L2790円
ら・ぱしゃ塩ラーメン大盛1030円
ファミリーマート酒、食糧369円

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