7/15(金) 

日本縦断ツーリング二日目

行程

道の駅とうごう-青雲橋-大観峰-宇佐神宮-道の駅いんない

ルート

ルート画像

注)ルートはGARMIN GPSmap 60CSにて記録したものを、
取り込み、加工したものです。
一部、海を走っているように見える部分がありますが、
不必要なデータを表示させないために、
マップの詳細を最低レベルに落としているためです。

天気

晴れ

昨晩の宿泊地

道の駅とうごう
道の駅とうごう
こんないい環境、久しぶりだと(笑)
敷地内にはスーパーや飲食店もあって、
(研修施設や農業体験施設も)
食事や買い出しに困らないし、
何よりテントを張っても雨に濡れない東屋。
アクセスが悪いのがネック…
というか、環境が良くてもあまり使い道がないかも?(^_^;)
テントを張るんだったら、板ヶ原オートキャンプ場も、 そう遠くはないところにあるので、
(昨日、行こうか考えたのですが、ガス残量を考えキャンセル)
実際、あまり使う機会はなさそうです(^_^;)
早めに起きて、日記でも書くかな、とテーブルを探したら、
あいにくとなく、地面にシートとマットを敷いて、
東屋の高くなったところをテーブル代わりに日記書き。


道の駅とうごう
すぐそばに川があるのですが、
朝早いこともあって、朝もやがすごかったです。
川は、緑色をした不思議な川でした。

道の駅とうごう
しかし空は晴れでした。

青雲橋
今日は高千穂峡に行こうかとも思っていたのですが、
日記書きで出発が遅くなったので、見送り。
九州だったら、また来る機会があるかな、ということで。
行ったことないわけじゃないですしね。
代わりにというわけではないのですが、
その手前の「道の駅青雲橋」で休憩することに。
マップルでは「東洋一のアーチ橋」とか…
その青雲橋だけではなく、
道路自体が深い谷の中腹を走るような感じで、
橋はどれも長く、高かった感があります。
渓谷も眺められれば美しいのではないかと。
近辺に宿泊でもしてゆっくり探索したい、と思った次第。
というわけで、「青雲橋」です。

青雲橋
もう一枚青雲橋。

歌碑
青雲橋を眺められる公園にあった宮柊二の歌碑。
「峡沿(かひぞ)いの日之影といふ町の名を旅人われは忘れがたくす」

青雲橋
道の駅には食堂もあったので、ちょうど昼前でもあり、
何か地元のモノでもあれば…と思って偵察。
すると「やまめ南蛮定食」というものがあったので決定。
他は普通のドライブイン程度のメニューで、
やまめが南蛮なのも、
「オーダー時調理の手間不要」「保存化」ということからでは?
と思われましたが(^_^;)
やまめそのものは結構大きかったので、
塩焼きで食べたかったな、と思った次第。

天翔大橋
走って行ったら、また大きな橋が見え、
(道の駅の案内によると、長大橋が町内に三つあるとか)
案内もあったのでストップ。
天翔大橋、ということでした。
五ヶ瀬川の水面から、橋面の高さ143mで日本一、
(青雲橋は137m)
農道橋、コンクリートアーチ橋としてのアーチスパン260mも日本一。
いろんな建築の賞も受けた立派な橋のようで、平成12年完成。

天翔大橋
空の様子がよかったので撮影。
ちなみにデジカメは、設定すれば、
上下左右いずれにもスイングが可能と発見。
いちいち設定を変えないといけないのはネックですが…

明神池
高千穂峡をスルーして、国道経由で阿蘇の外輪山越え。
休憩がてら、昨晩買った水のペットボトルを捨ててなかったので、
どこかで水を汲もうと思っていました。
白川水源は有料なので、付近を適当に走って案内があったところへ。
(付近に湧水が10あるとか)
明神池名水公園というところです。

明神池
池は、水がわき出るところ、
その下流のコイ等が泳いでいるところ、
湿地状のところ+子供他紙の親水ゾーンに分かれるようで、
ここはコイ等が泳いでいる池。
この水はいろいろ伝承もあるようで、
西南戦争で、薩軍側についたということなんでしょうか?
会津若松藩の人がここの水で身を清め戦勝を祈願したとか。
関連の碑が建っているのですが、確認すると、
「花春」と「榮川」という、ちゃんと福島の酒が供えてありました(笑)

明神池
真ん中のモノは、伝承の一つ、河童の像。

阿蘇外輪山
中岳を登って下って、北のふもとまで。
ここあたりでは雲が多かったので、
今日は阿蘇の写真は撮影せず。
大観峰へと向かう国道に入ります。
途中から、タイトなコーナーが連続して続く面白い道へ。
荷物満載ながらも、ちょっと頑張って走りました(笑)
危険がない程度にですね…
DCTのバイクだったらさらに面白いのかな?と思ったり。
写真は道の途中にて、外輪山の様子がよくわかるな、と。

大観峰
大観峰に到着。一面の大パノラマでした。
ルート上も含め、さすがに阿蘇はライダーが多いな、と。
西から南にかけての様子。

大観峰
南の、涅槃像の様子。
ちょっと、光が足らなくて残念でした。

大観峰
展望台の少し下に、ラジコンの飛行機を飛ばしている人たちが。
BMWが6気筒のバイクを出して話題になりましたが、
数だけで言うなら、大戦時のエンジンはその2倍、3倍あったわけで…
今の技術で作ったらどんなのが作れるのかなぁ?と…
ジェットエンジンはさておき…(^_^;)
やはり、空への憧れというものはあり、
ラジコンも楽しそうでいいなぁ、と思った次第。
飛行時間は短めで、すぐ不時着?したようでしたが(^_^;)

岩山
大観峰を出てからは、針路北北東ぐらいかな?
宇佐に向かって走ります。
沿道には、有名な黒川温泉をはじめ、
雰囲気のある温泉地が多いようでしたが…
最近は、昔と違って宿泊そのものを楽しむ旅はできてないな、と…
たまにはいい宿に泊まる旅というのも、と思ったことでした。
写真は、走っていたら出てきた風景。
もともと、岩山が多いな…と思ってはいたのですが、
沿道ではここが(下の写真も含めて)ベストだったかと。
地名はよくわからないのですが、
周辺のつぶれた観光施設らしきものに、
ちらっと「七福神」の文字が見えたので、
これがその七福神かと思います。

岩山
私は九州内で言えばまだ耶馬溪の良さを知らないというか…
道を走ってて「ここが耶馬溪」というところに来ても、
何が良いのかさっぱりわからなくてスルーしたことがありますが、
今思えば、それはただ地名の耶馬渓で、
景勝地としての耶馬渓ではなかったのかな?と…
周辺で、別の岩山に驚いた記憶もありますし、
ホントの耶馬渓とは、雰囲気はこんな感じなのかな?とも。
ところで、VFRをとめて写真を撮ってたら、
わざわざ車をとめて話かけてきた人が。
森林組合とか車に書いてあったような気もしますが、
バイクに乗られる方みたいで、
今思えば、ここの地形のことを聞いとけばよかった、と(^_^;)

宇佐のマチュピチュ
途中から、「宇佐の(だったかな?)マチュピチュ展望所」みたいな文字が。
せっかくなので寄ってみましたが、
支道を少し登るだけ。
確かに「絵的」には似ているのですが、
マチュピチュそのものは、山の頂上だったような?
ここは見えているのは、位置的には麓で、
周辺に田園風景が広がっているので、
厳密に言えば(^_^;)ちょっと違うかな?と(^_^;)

荒瀬橋
山道を下って里に出ると、院内という町。
石橋が大変多く残る町のようです。
写真は、国道を走ってる時に見えた「荒瀬橋」。
橋高が18.3mと地域内で最も高く、大正2年の完成。
費用が多くかかりすぎたため、完成後しばらく有料とされ、
県下初の有料橋だそうです。
青の洞門も、日本初の有料道路だったような…
それだけ、ここあたりの地形が険しいということなのかな?と。

宇佐神宮
さらに走ってたどり着いた先は宇佐神宮。
全国八幡宮の総本社です。
広い駐車場には車一台もいませんでしたが(^_^;)
写真は(帰るときに撮ったものですが)一の鳥居(多分f^^;)。

宇佐神宮
宇佐神宮も初めてではなく、
少なくともこれで3回目だとは思うのですが…
(おそらく、もっと多いと思います)
若いころの寝袋だけの旅で適当に寝ていたら雨が降ってきて、
やむなく移動、次の目的地だったここまでやってきて、
神宮前のバス待合所軒下で寝てたら職務質問されたなんてこともあり(^_^;)
この山頭火の歌碑は、以前来たときはなかったような…
最近、人気なのかな?という感じですね<山頭火

宇佐神宮
参道途中の神橋。

宇佐神宮
二の鳥居。
向かって左の立札には「下乗」とあり、
車や馬からここで降りて参拝するように、ということです。

宇佐神宮
二の鳥居近くの「黒男神社」(祭神、武内宿禰命)。
わざわざ掲載するのは、屋根が(周辺の囲いまで)
「檜皮葺」という葺き方だからで、
(個人的イメージですが)費用が掛かる葺き方だと…
見た目が美しいということもありますが、
やっぱり大きくて金を持ってるところは違うな、という感じも(^_^;)

宇佐神宮
宇佐神宮には、先ほど書いたほうに複数回参拝していますが、
境内内の宝物館には、縁がなくて入れたことがありません。
時間外だったり、休館日だったりで…
今日も着いたのが17時半ごろで、
無理だろうな、と思ったらやっぱりの16時閉館でした。
写真は、宝物館前の初沢池の蓮。

宇佐神宮
蓮の写真をもう一枚。
中央のが咲いてればもっといい写真になったと思いますが、
しょうがない…諸行無常でしょうか(笑)

宇佐神宮
先ほど「下乗」云々書いたのは、
この「皇族下乗」がすごいな、と思ったからで…
逆にそれだけの頻度で来られる、ということなのかと…
(勅使も同じ扱い?)
京都奈良の神社や、明治神宮に行ったことない私ですが、
こんなの、ほかの神社では見た記憶がない、というのも事実。

宇佐神宮
宇佐神宮には上宮と下宮があります。
順路的に言えば、
左が上宮への入り口、右が下宮からの出口。
三の鳥居ということになるでしょうか。 ここから登り階段で、周辺は社叢なのですが、
セミがなぜか急にうるさく鳴き出す(^_^;)
聞こえ方の問題か、本当に鳴き出したのか不明ですが、
本当にうるさいくらいでした(^_^;)

宇佐神宮
階段を上りきって、境内案内図によると、
特に「八幡鳥居」と名前がついているようです。 って、参道の境内案内図にはそうあったのですが、
宇佐神宮のホームページには「宇佐鳥居」とありました(^_^;)

宇佐神宮
西大門。

宇佐神宮
本殿の前の、南中楼門。

宇佐神宮
国宝の本殿は、上の南中楼門を中心とする塀に囲われ、
残念ながらよく見ることはできません…
右奥は住吉神社で、
色の違うのが本殿(三之御殿)。

宇佐神宮
若宮神社。国の重文。

宇佐神宮
下宮。さすがに規模は上宮に比べると小さいのですが、
祀っている神は同じです。
上宮は国家のことを、下宮は国民一般のことを、とすみわけがあるそう。

宇佐神宮
本殿が比較的よく見えることで、
個人的な好感度は高かったり(笑)

宇佐神宮
下宮の門(右)と、左に高倉(県重文)。

宇佐神宮
祓所、というところ。

宇佐神宮
かつてあった寺、弥勒寺の跡地に沈む夕日。

宇佐神宮
八坂神社。鳥居のわきには「養蚕神社」との札も、
左右に並べて立ててありました。

宇佐神宮
流造というんだったか…
屋根の造形が優美だな、と。
一旦正面から撮って、撮影終わりと回り込んでみたら美しく、
境内内入って撮影しても、見た美しさは撮れず、
再び撮ったという写真です(笑)

宇佐神宮
呉橋に沈む夕日。
呉橋とは今は通れない橋で、
10年に一度の勅使祭の時のみつかわれるそう。
(県重文)

宇佐神宮
宇佐の街に沈む夕日。
駐車場まで帰ってきて…
敷地にある時計を見たら7時過ぎ。
「止まってる」と携帯で確認したら、ホントに7時過ぎ(^_^;)
今日信号待ちで前の車のボディに、
ライトの反射が写りこまないことで、
もう一つのライトも切れたことに気付いたのですが、
やばいな…と…ハイビームは使えるのですが、
四六時中というわけにはいかない。
幸いというか、少し離れた「道の駅いんない」、
以前に使ったことがあったので、そこに行くことに。
宇佐神宮の駐車場はバイク百円なのですが…
おそらく、100円では開閉ゲートが反応しない。
(以前、遅く行ったときは、
管理人にお金いいから勝手に出てといわれたような)
しかしまぁそういうわけにもいかないので、
清算機に100円おいてきたのでした。

途中のRICストアなるところでお買い物。
昔はファミマだったのに、と思いつつ…
とりあえずビールを飲みながら、
一緒に買った惣菜を食べてからテント設営。
雨も降らなさそうだし、フライなし。
ご飯も作るつもりだったのですが、
その後はあんまりやる気がせず…
写真の選別だけやって(結構時間かかるんですけどねf^^;)
ネットとか見つつ、ご飯も食べずに寝たのでした。
標高が低いので暑さを心配していたのですが、
最初のうちはともかく、就寝時は全く問題なかったです。

走行距離

259.6km

本日の家計簿
コスモ石油17.1L 158円/L2702円
道の駅青雲橋食堂やまめ南蛮定食880円
自販機CCレモン120円
自販機コーラ×2240円
宇佐神宮賽銭計70円
宇佐神宮駐車場100円
RICストア酒、食料509円

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