8/12(金) 

日本縦断ツーリング29日目

行程

月見野森林公園-大平山元遺跡-十三湖-カルコ-三内丸山遺跡-月見野森林公園

ルート

ルート画像

注)ルートはGARMIN GPSmap 60CSにて記録したものを、
取り込み、加工したものです。
一部、海を走っているように見える部分がありますが、
不必要なデータを表示させないために、
マップの詳細を最低レベルに落としているためです。
トンネル、深い谷など電波が受信できないため、
ルートが途切れているように見えるところがあります。

昨晩の宿泊地

月見野森林公園キャンプ場
月見野キャンプ場
最近、キャンプ場の写真撮ってないな、と思って撮影。
そろそろお別れだし、というのもあったかも?
写っているテントは私のモノではありません。


月見野キャンプ場
キャンプ場の入り口の道路。
未舗装…走りやすい未舗装路ですが。

月見野キャンプ場
炊事棟と水道。
冬は、炊事棟の軒くらいまで雪が積もるそうです。

大平山元遺跡
出発してからは、先日通りかかった「大平山元遺跡」まで。
おおだいやまもと、と読むそうですが、
1から4までと大平墓地公園遺跡があり、特に重要?なのは「1」。
(数字はローマ数字で表されているのですが、
環境依存文字だと思うので、普通の数字で書きます)
1975、76の調査で発見された石鏃は日本で最も古い弓矢の使用を示すもの。
1998年の発掘調査で発見された無文土器のかけらは、
16,500年前のものとされ、
縄文の起源を書き換える可能性を秘めた大発見なんだそう。
「北海道・北東北を中心とする縄文遺跡群」の構成要素の一つでもあります(1のみ)。

大平山元遺跡
廃校跡を利用した資料館があり、その入り口の様子。
先日通りかかったときにはすでに閉館しており、
ここを見たかったから、再訪したということもありました。

大平山元遺跡
件の土器片…(^_^;)

大平山元遺跡
石斧と石鏃…
現在日本で発見されているうち、
もっとも古い石鏃ということでしょうか。
外の説明板に、「局部磨製石斧の発見が、
本遺跡群の発見と発掘調査の発端となった。」とあるのですが、
これがその石斧なのかは不明。

大平山元遺跡
資料館はさほど大きくないので、早めに見学終了。
遺跡群もとりあえず周ってみることにしました。
特に何もない上に、ねぶたの後遺症で足が痛いので大変でしたが(^_^;)
写真は、「2」遺跡。後期旧石器時代から終末期にかけての遺跡。
旧石器時代の複数の文化層が確認されているそうです。

大平山元遺跡
「1」遺跡…普通に民家が建ってますが、
この状態で世界遺産に指定されたらどうするんだろう?という疑問が(^_^;)

大平山元遺跡
「3」遺跡。出土品などは「2」遺跡とほぼ同様、
目立ったことは関東以西に特徴的な細石刃核が発見されていること、だそうです。

大平山元遺跡
「4」については、目指して歩いて行ったのですが、
他の遺跡の様に案内板がなかったので詳細な場所は不明。
写真は歩いているときに見つけた花。

しじみカレー
見終わってからは再び十三湖まで。
先日、人が多すぎて断念した道の駅のレストランに来てみたのですが、
今日は変わらず多い客数ながらも、まぁ座れるレベル。
しじみカレーと、しじみ汁とオーダーしました。
しじみを使ったメニューとしてはラーメンがメジャーなようなのですが、
カレーが食べたいなぁ、としばらく思っていたこともあって、
ちょうどいいや、と…まぁおいしかったです。

十三の砂山公園
食べ終わったら、十三湖を反時計回り。
汽水湖なのですが、そこ河口付近にあった公園に寄ってみました。
「十三の砂山」という盆踊りのようなもの?の説明があったのですが、
歌詞の一節が書かれた後に、
「この唄と同じような歌詞が、
秋田・山形・新潟・九州種子島などにも
多くみられることから船頭衆や商人たちが唄ったものが、
盆歌になったものといわれています。」とあって、
新潟のあとがなぜ種子島なのかと…疑問に。
まぁ各地にある中で、特徴が特に色濃く残る場所、なのかもしれませんが、
調べてみると…この「十三の砂山」は「黒田節」の旋律を受け継いだものであり、
ここが発祥というわけではなく、地方の一変種ということか、と。
種子島のそれ(坂田節、というらしい)も南の変種、ということらしいです。
(参考:北前船が運んだ芸能文化

十三の砂山公園
「十三之民謡 砂山の碑」。

十三湖
近くに河口を渡る橋があるのですが、
そこから十三湖を眺めてみました。北東側。

十三湖
南東側。

農魂
南に行く途中で見つけた看板、「農魂」。

農魂
付近の田んぼを、一応撮影しておきました(^_^;)

しゃこちゃん
亀ヶ岡遺跡の近くを通りかかったので…写真も撮影。
「しゃこちゃん」はこのように地元に溶け込んでいます(笑)

十二湖と十三湖
青森の観光標識、「十二湖」と「十三湖」。
これを始めてみたのは、「十二湖」の帰りだったのですが、
(当然場所は異なり、青森はこれを意図的にやってるということでしょう)
一瞬、「十三湖ってそんなの有るの?」と、
行ったことあるにもかかわらず驚いたことがあります(^_^;)
十二湖というのは、白神山地山中にある湖の総称で、
30以上湖はあるようですが、12の由来は不詳らしいです。
一方、十三湖は「じゅうさんこ」ですが、
もともとここにあった「十三湊(とさみなと)」に由来しており、
「十三湊」はアイヌ語の「ト・サム(湖沼・のほとり)」に由来するという説が有力だそうです。

カルコ
亀ヶ岡遺跡の遺物の優品を見たいという気持ちが強く、
カルコという施設まで。「つがる市縄文住居展示資料館」というところで、
Kamegaoka arcaeology−Collections」から「カルコ」。
その名の通り、復元縄文住居がメイン展示ですが、
それはあまり面白くなく…資料も微妙でした(^_^;)
ちなみに、ウィキからの引用ですが、
文化財(建造物)の分野で、失われた建物を当時のように再現すること、
あるいは推測に基づく場合を「復元」、
一方、改修等で形が変わっていたものを当初の姿に戻すこと
あるいは旧部材や文献等が残っており、
根拠が確かな場合を「復原」と使いわけることがある
そうで、同じようなことが説明されていました。

カルコ
「日本思い出地図」。
訪問者の居住都道府県に印をつけてね、というもので、
鹿児島は私が初のようでした(笑)

カルコ
遮光器土偶のレプリカ(大)。

カルコ
遮光器土偶のレプリカ(実物大)。

カルコ
展示品の土偶。

カルコ
展示品の土偶その2。
あんまりここも優品という感じのものはなかったな…と。
他のところでもらったここの展示の写真は、
すごくいい感じだったので残念でした。

カルコ
展示品ではなく、写真なのですが、
なかなか興味深いので掲載。

三内丸山遺跡
今日はおっちゃんが飲みにつれて行ってくれるという話があり、
ちょっと早めに戻る予定でした。
とりあえず、三内丸山は行っとかないとな、ということで、
小牧野遺跡の出土品を展示してある博物館も候補だったのですがこちらへ。

三内丸山遺跡
さんまるミュージアム。
以前は遺跡近くのプレハブだった資料館が、
ここに移ったということかな?と…写真撮影OKと大きく表示。
ちなみに三内丸山は広い遺跡公園と大きな建物で構成されていますが、
入館料無料というところです。ここはその建物の内部。

三内丸山遺跡
編みかご、通称「縄文ポシェット」。

三内丸山遺跡
別角度から、「縄文ポシェット」。

三内丸山遺跡
六本柱建物跡の跡地から出土した柱の残骸(栗材)。

三内丸山遺跡
重文、板状土偶。

三内丸山遺跡
板状土偶の顔。
その目で何を見てきたのか?と問いかけたくなる目。

三内丸山遺跡
下半身…パンツをはいているように見える(笑)
これはいったい何の表現かな?と思うのですが…陰毛?と。

三内丸山遺跡
装身具の出土品。

三内丸山遺跡
板状土偶。

三内丸山遺跡
釣針。

三内丸山遺跡
針。よくこんなモノが保存されたものだと思います。

三内丸山遺跡
「新発見!」「描かれた人」。

三内丸山遺跡
「描かれた人」の実物。見にくいですが…(^_^;)
写真ではなく、実際に見ても見にくいです(^_^;)

三内丸山遺跡
「土偶の顔 大集合」。
以前、ここの案内ツアーに参加した時にキーワードとして、
「大きい・長い・多い」ということを紹介されましたが、
その「(出土品が)多い」ことの面目躍如たる量でしょう。

三内丸山遺跡
「数を表した?土偶」。

三内丸山遺跡
その説明。

三内丸山遺跡
可愛い豚のように見える装飾(笑)

三内丸山遺跡
ミニチュアの土偶。

三内丸山遺跡
外に出て、遺跡公園の全景。

三内丸山遺跡
復元された「大型竪穴式住居」。

三内丸山遺跡
「六本柱建物」。用途はいまだ不詳、
復元についても当然ながら推定。

韋駄天の扇
帰還してからは、青森のおっちゃんに飲みにつれて行ってもらいました。
北海道のライダーは、ここに一カ月くらいいた、
私は5年ぶりに来た、どっちも新記録ということで(笑)
その二人を、お接待しようと思ったらしいです。
ちなみに知り合いのお店に、お酒持ち込み。
おっちゃんと北海道のライダーは長渕剛が好きなようで、
「激愛」という歌がいいと…カラオケで歌っていたのですが、
あんまりその良さは理解できなかったりしました…
別に長渕剛は嫌いじゃないですけど…私も合わせて巡恋歌歌ったり。
というか…ちょっと飲みすぎたようで…
おっちゃんのハブ入り甲類焼酎飲んでたんですけど、
(元は泡盛が入ってたらしいですが)
ホントに久しぶりにひどい酔い方をしました(-_-;)(笑)
写真は、他のお客さんにもらった、「韋駄天」の扇ですが、
どこに行ったか分かりません(-_-;)

走行距離

166.2km

本日の家計簿
自販機コーラ120円
道の駅十三湖高原しじみカレー、しじみ汁1220円
カルコ入館料200円
自販機ペプシNEX100円
ふじわら食料、酒798円
自販機水×2220円

当日のブログ記事


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