10/04(火) 

日本縦断ツーリング57日目



(ボランティア期間26日)

行程

道の駅那須与一の郷〜雲巌寺〜那須国造碑〜土浦市立博物館〜道の駅童謡の郷おおとね

ルート

正規版のページ

注)ルートはGARMIN GPSmap 60CSにて記録したものを、
ルートラボにて表示しています。
貼り付けているものは簡易版でルートをなぞるだけですが、
正式版では、地図を空撮写真に変更できるほか、
速度、時間、標高等のデータを見ることができます。

リンク先がある画像のリンク先は「フォト蔵」です。
元サイズ(基本3344x1872)の画像を見ることができます。

昨晩の宿泊地

道の駅那須与一の郷
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ニュースによれば、今秋一番の冷え込みということだったのですが、
場所が良かったからか、さほど寒さは感じませんでした。
と言っても、これより北ではもう寝ることはないと思いますが…


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一応、昨日買った鹿島神宮のお守り。
「鹿島立ち」というのは、旅行に出発することや、
旅立ち、門出のことだそう。

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この道の駅も以前来たことがあり、
扇の形をした建物がいくつか並んでいるのですが、
昔来たときは、まだ工事中で…それがちゃんと完成していました。

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物産館の搬入口?ってところにあった、笑えないホワイトボード。

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ゆるキャラグランプリ関連…
デフォルメされてはいますが、ゆるキャラとは感じない与一くん。

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那須与一の像。

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馬にまたがる那須与一と、鉄馬にまたがる私(笑)
気づいたら、人が見ていたようですが…
まぁ、旅の恥はかき捨て…(^_^;)

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VFRは駐車場に停めて、隣接する那須神社へと。
これは、境内にある「そっくり杉」。
昔は案内のプレートが出ていたのですが、
無くなっていて…ついでに…生えてきてる(笑)
右が昔の写真(2005/09/21)。

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神社もちゃんと参拝。楼門。

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社殿の様子。

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石橋が趣のある境内でした。

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出発したら雲巌寺へと。
以前は門前の道を通りかかかって、
その山門の立派さに立ち寄ったのですが、
松尾芭蕉がおくのほそ道で立ち寄っていたり、
禅宗の四大道場の一つであるなど格式あるお寺のようです。
写真は山門と、その前を流れる渓流の様子。

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仏殿。奥に見えるのは方丈。
特に、何か指定を受けているわけではないと思うのですが、
個人的には好きな建物です。
この寺は、豊臣秀吉の小田原征伐の際、
当地の那須家がそれに従わなかったため、
烏山城を攻めようとしたときに、近隣住人が避難し、
秀吉はこの寺の地形の攻めがたいのを見て焼き討ちを行ったそう。
(山門は幸いにして災いを免れとありましたが、いつの造営かは不明)
その後、再び堂宇を建立も1847年に方丈及び庫裏が火災に遭い、
1849年に再建。写真の仏殿は天正兵火後の建築を、
1922年に改築したものだそうです。

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松尾芭蕉が詠んだ句は、
木啄も庵はやぶらず夏木立
というもので、いろいろ説明すると長くなるのですが、
キツツキですらも、この寺の静謐さを壊すのはやめた、というようなことで…
神社仏閣に行くと、それがとくに有名なところだったりすると、
そこが聖域神域であることを考えず、
大声でしゃべったり笑ったりする人も多いのですが、
そういう人たちに教えてあげたい句(笑)
また、このお寺は芭蕉が感じた静かさを今も感じることができるところです。

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帰り際の山門。
来ようと思いつつ…本来は福島からそのまま来るつもりが、
その日は遅くなって無理だったし、
昨日も土浦市博物館が開館していたら来なかったかもしれない縁でしたが、
やはり来てよかったと感じさせるところでした。

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駐車場にあった、意味不明の看板(^_^;)

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そこから南に走るのですが、彼岸花がきれいでした。

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着いたところは「御前岩」というところで、写真はその前を流れる川。

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御前岩。
徳川光圀が「天下の奇岩」と言ったとかで、
こんなものを衆目にさらすことはよくないと言って、
対岸に竹を植えさせ、その竹を腰巻竹というそうです(笑)

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駐車場の近くに咲いていた彼岸花。

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別の道を通って北に戻り、那須国造碑(なすのくにのみやつこのひ)へと。
道の駅で「日本三古碑」の一つ、とあったので来たのですが、
着いてびっくり、国宝だと書いてありました。
(三古碑の残り二つは、多賀城碑と多胡碑)
上に笠状の石が載せられていることから「笠石」とも呼ばれ、
(むしろ、地元ではそう言わないと分からない人も多いとか)
徳川光圀が、倒れて埋もれていた碑に堂を作って安置したそうで、
現在は笠石神社の御神体となっています。
写真はその堂宇。

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拝観は申し出ろ、とあったのでダメもとで聞いてみました。
チャイムを押しても反応がなかったのですが、
出てきたのが体の悪いおばあちゃんで、来るのに時間がかかるとか。
本来は宮司が説明するらしいのですが、
不在ということで、私の説明でも構わないか?ということでしたが、
全く問題なし…いろいろ説明を聞きます。
要するに、刻まれている字が見事ということらしく、
書の本場の中国の見本集のようなものにも、
この碑の中から字がいくつか採られているとのことでした。
写真はその拓本…碑そのものも拝観させてもらったのですが、
写真撮影禁止ということだったので。
おばあちゃんは、隣接する住いからの移動もシニアカーを利用するほどで、
(料金は払っていますが)そんな中、拝観させてもらって感謝。

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道の駅で鮎を食べたり、餃子の有名店に行ったりしつつ、
(その様子はブログにて)
昨日休館日で見られなかった土浦市博物館へと。
少し遅くなって焦ったのですが、無事見ることができました。

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ここは武田二十四将の土屋氏を藩主とする土浦藩の城下町で、
平成14年にその土屋家の刀剣83口を一括購入、
展示替えを行いながら公開しているとのことでした。
撮影禁止だったのでパンフレットの写真ですが、
下の短刀が、国宝、短刀 銘筑州住行弘 観応元年八月日。
南北朝時代、1350年の物で松平若狭守から贈られたものだとか。
上の写真は、昨日鹿島神宮で見た直刀・黒漆平文大刀拵。
ちなみに他に重文が4件、重要美術品が6件あるそうで、
毎年10月に公開しているとのことでした。
ここに10月に来たのはたまたまでしたが、運が良かったようです。
刀剣のことはよく分からない私ですが…(^_^;)

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関東平野の夕焼けを見ながら西へ、埼玉へと向かっていたのですが、
茨城…茨城の三ぽい、「怒りっぽい、飽きっぽい、忘れっぽい」というそうですが、
以前来たときからイメージが悪い…(-_-;)
マイナス方向で記憶に残るイベントに茨城は必ず関わってる…(^_^;)
(なにがあったかはブログにあります)
ヤンキーも多いとかで、危うきに近寄らず、
それに越したことはないでしょう。
ちなみに寝たのは埼玉県、道の駅の休憩所が24H開放っぽかったですが、
すでに人が寝ているように見えたし、
他にも場所はいろいろ取れたので、
休憩所では寝ませんでした。

走行距離

239.7km

本日の家計簿
入館料
自販機コーヒー130円
雲巌寺賽銭10円
笠石神社賽銭2円
那須国造碑拝観料500円
道の駅きつれがわ鮎の塩焼き300円
将嗣餃子2人前420円
みんみん餃子3人前720円
ENEOS16.64L 144円/L2396円円
土浦市立博物館105円
土浦市立博物館パンフレット70円
ファミリーマート軽食、コーヒー378円
自販機お茶150円

当日のブログ記事


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