8/20(日)

行程

道の駅ならは〜塩屋崎灯台〜勿来の関跡〜奥州、陸奥一ノ宮〜道の駅湯の香しおばら

天気

曇り時々雨のち晴れ


朝起きたのは5時ごろでした。
昨日休息日だったので、今日は距離を稼ぎたいな、という感じ。
とりあえず撤収作業を済ませたのち、
パソコンのバッテリは満充電・・・
充電しないで走るというのももったいなく、
時間も早いことだし日記を書くことにしました。
16日の分まで書き終えて、何とかアップしたのですが、
19日は甲子園見ながらとは言え、
一日日記を書いていて二日分しか書けず・・・
16日の日記はえらい長いのはまぁいいとして、
文章としてはあまり美しくないような(^_^;)
JAXAのおじさんが親切だったので、
出来るだけ網羅したいと思ったのでしょうか?
まぁ、あとから自分で読み直して、
「こういうこともあったのか」と思い出すために日記かいてる部分もあり・・・
もちろん、ネットに公開している以上、よそ様向けでもあるのですが、
完全に他の人のためだけだったら、釣りあわない部分もあるので(^_^;)
文章はのちにちゃんと推敲できたらいいな、と思っています。

何だかんだで出発は8時ごろになってしまいました。
今日も基本的には南下なのですが、
道の駅の観光案内板を見ていると、「馬の背」というところがあり、
その写真も載っていたのですが、「すごい所だな」と・・・
これがツーリングマップルには載っていなかったのですが、
場所を照合して探し出し、行ってみることにしました。
その前にとりあえず、少し走ってセブンイレブンで朝ごはん。
VFRの前、入口の近くで食べていたのですが、
店内に入っていく兄ちゃん・・・
入口脇に吸殻入れは当然あるのに、
歩きながら吸っていたタバコをポイ捨て・・・
本当に意味の分からない行動で・・・
私からしたらコンビニに対する嫌がらせ?と思うくらいですが・・・
本当にJTは、もっとそういう人間がいることも認識して欲しいものです。

さて、ご飯を食べ終わると北上して行き、
見当をつけた県道へと入ります。
そこ辺りで、ナビも見ながら脇道に入っていくのですが、
なかなか上手く見つからず・・・
大熊町と言うところだったか、熊川海水浴場というところがあり、
そこから目指す馬の背かな?というところを見ることが出来ました。
熊川海岸より馬の背?
というわけで、場所はあそこ辺りだと思い、
そちらのほうに行くのですが、案内はおろか道もないようで・・・
とりあえず見られたことは見られたし、
諦めて南下する事にしました。

国道6号線から県道382号線へと入ります。
松林の中を走るのですが、林の向うは海水浴場の様子・・・
しかし、陸はそれ程でもなかったのですが、
海にはやはり霧が掛かっており、
そんな中、海水浴してどうすんの?という感じもありました(^_^;)
目指すところは、「塩屋崎」というところ。
マップルでは「美空ひばり」どうのこうのと載っていましたが、
私が美空ひばりのことを詳しく知ってるわけもなく・・・
途中に「美空ひばりロード」なる標識があり、
そこの説明文を読んでみると、
美空ひばりの復帰第一作がここを題材にした縁があるとか・・・
もう少し走ると、灯台が高台の上にあり、
その下に無料駐車場がありました。
海水浴場も近くて車も多そうだったので、
VFRは駐車場の隅に停めて登って行ってみました。

塩屋崎灯台

そこからは県道を通って、勿来の関を目指します。
国道6号線に出て南下していくのですが、
そこ辺りからまた雨が降ってきました。
またも気にせず走り、ちょっと脇道に入って、
無事勿来の関跡へ到着できました。
勿来(なこそ)の関は、白河の関、鼠ヶ関と並ぶ奥州三関のひとつ。
なこそ、とは「来るなかれ」という意味で、
来て欲しくないのはかつての蝦夷(えみし)・・・
その襲来を恐れてのモノのようです。
それはさておき、先日の四寺巡礼に続き、
奥州三関もコンプリート!(笑)
あまり感慨はありませんでしたが、
ここが東北と関東の境目と言うこともあわせ、
そろそろ東北の旅も終わるのだな、という感じはありました。
関の入口の様子
八幡太郎義家の像ズーム
この関が有名になったのは、前九年か後三年か忘れましたが、
(場所を考えれば、前九年でしょうか)
奥州へと入る源義家がここで和歌を詠んだからだとか・・・
その関係でか、門のところからはここに関連した歌の歌碑が並んでおり、
一番奥には「いわき市勿来関文学歴史館」がありました。
雨は降り続いていたので、雨宿りにちょうどいいかと思って入館。
入口からはまず2階へと行かされる変なところで・・・
まずは2階に上がってすぐ左手のほうから見学。
こちらは企画展のスペースのようで、
訪問時は「江戸時代の科学」というテーマでやっていました。
学研「大人の科学」とかのからくり茶坊主などが
そのまま展示されているのはどうかと思いましたが、
和算についてのパネルなどは興味深く見学できました。
あと、江戸時代の科学と言えばエレキテルの平賀源内。
彼の子供向け伝記マンガが置いてありまして、それを読破してたり(^_^;)
本の内容と、ここは関係ありませんが、なかなか面白かったです。

それからは常設展「歌枕なこそ」、
一階へ下りて「不思議タウンなこそ」を見学するのですが、
どっちもどうでもいいような感じ・・・
「歌枕なこそ」は、いろんな歌人が詠んだ19首の短歌を、
春・志・恋・道の4つのテーマで、
ダイナミックな映像と音響で体感できる空間、だそうですが・・・
時間によっていきなり始まるみたいで、
映像もどこを見ればいいのか良く分からないし、意味不明・・・
「不思議タウンなこそ」は、関田宿という、
江戸時代に勿来町にあった宿場町を仮想復元したものだそうですが、
更に意味不明・・・なんか変なお化け屋敷なのか、
テーマパークなのか、資料的価値があるのかまったく分からず。
ここの設計した人間は切腹モノですね。
私もいろんな資料館など見学してきましたが、ここが一番ダメです。
見学者の誘導という視点が欠けており、全く価値がないと思います。
価値があるとすれば、出る頃には雨が止んでいたので、
雨宿りが出来たと言うことぐらいでした・・・(笑)

さて、そこから来た道を6号線まで戻ります。
少し北上し、駅前に銅像があるのを横目で見ながら、
「あれも八幡太郎義家っぽいな、写真撮るかな?」と迷ったものの、
結局パスして国道289号線を通って西に向かいました。
おなかがすいたなぁ〜、と思いながら走っていて・・・
田舎道の割には、食事処が多いような気がしたのですが・・・
結局、森の駅と言うところでストップ。
なんだか何があるのか良く分からなかったのですが、
ソフトクリーム売り場と、ラーメン館という施設は営業してるようです。
そのラーメン館には「しょうゆ」と「みそ」の、
二つしかメニューがなかったのですが・・・
ま、いいかと思って醤油ラーメンを注文。
これが結構美味しかったような?
店の外には喜多方ラーメンとかのぼりもあったようですが、
スープまで全部飲んでいました。
一日二食で済ませられたら節約という点ではありがたいのですが、
当方、薬の服用もせねばならず・・・微妙なところです。

さて、そこからまた国道289号線を西進。
一部、道が細いところがあったり、
路面が悪いところもあったりしましたが・・・
「田人(たびと)」という地名がありまして・・・
看板とか見ていると「旅人」という地名もあるのかな?と・・・
良く分からないのですが・・・
「旅人」とか載った標識でもあれば、
間違いなく、自分も写った写真撮ったこと間違いなしなのですけど・・・
「こっち塙町、こっち旅人」というような標識はあったものの、
じゃあしばらく走ろうか、と走っても出てこず・・・
「旅人ステーション」(笑)というガソリンスタンドもありましたが、
結局パスしてしまいましたし・・・
田人を旅人に変えただけなのでしょうか?
結局写真は撮れず、残念でしたが、
その「旅人」というのは実際の地名なのか、知りたいものです。

289から国道は118号線へと合流します。
マップルを見ていて気づいたのですが、
ここ辺りには「奥州一ノ宮」とコメントがある神社が二つありました。
名前もいかにもそれらしい厳(いかめ)しい名前です。
なぜ二つあるのかも知りたく、見学することにしていました。
まずは、「八槻都都古別神社(やつきつつこわけじんじゃ)」から。
ナビに案内させて行ったのですが、カーブの途中に入口がありました。
駐車場も半分舗装、半分未舗装。
まぁ駐車場と言うか、ただ鳥居前の広場なのですけどね(^_^;)
八槻都都古別神社、鳥居前より
八槻都都古別神社、随神門に掛かっていた「奥州一宮」の額
八槻都都古別神社、拝殿
さすがに一ノ宮というだけあってなかなかのものでした。
しかし、規模で言うなら村社に毛が生えたくらいのような・・・?
狛犬とかの様子もしっかりしていましたが、
旧官幣中社ということでしたしね。

燃料が少なくなっていたので、
もう一つの神社に向かう途中で給油。
今回も、比較的安い金額で入れられたのでラッキーでした。
書きながら、リッター150円以下なら安いと思うその感覚・・・
自分でも、ちょっと麻痺してきたのかな?という感じですね(-_-;)
さて、もう一方の馬場都都和氣神社・・・
こちらはナビに案内させると、正面の鳥居前ではなく、
本殿に一番近いところに案内されたようで、
ちょっと未舗装路を走って、神社の林の中に駐車するような感じになりました。
本殿はすぐ右手にあったのですが、
やっぱり参拝するなら正面からでしょ、という感じ、
参道を入口のほうまで戻ってから本殿まで参拝しました。
馬場都都和氣神社、随神門
馬場都都和氣神社、門に掛かっていた「陸奥国一宮」の額
馬場都都和氣神社、本殿
というわけで、こちらは「陸奥国一宮」のようです。
具体的に、奥州がどこで陸奥国がどこなのかは分かりませんが、
名前からすると、かつては一つの神社だったのかなぁ?と・・・
良く分かりませんが・・・馬場のほうでは、由緒を書いた紙をもらえたのですが、
その中では「八槻」のほうには触れていませんし、
神社名の頭に「馬場」ともついていませんしね。

ついでに、こちらの御祭神は「味耜高彦根命(あじすきたかひこねのみこと)」だとか。
誰それ?って感じですね・・・(^_^;)
鹿児島では天孫降臨の伝説が残ることもあってか、
かなりメジャーな神を祀っているので余計にそう感じます。
ちなみに、こちらは大国主命の子供なんだそうです。
それと、こちらのほうは本殿が八槻と違って朱塗りじゃありませんが・・・
それが象徴してるのかな?少し寂れているような印象がありました。
貰った紙によると、文禄年間に秀吉が佐竹善宣に命じて作らせたとか・・・
それが本当なら、彩色も剥げ落ちたと言うことなのでしょうけど、
全体的に、いろんな張り紙もしてあって雑然としており、
神社としては少し落ち目なのかな?と(^_^;)

それからどうしようと考えてみて・・・
もう夕方近かったので、宿泊場所を決めなければならなかったのですが、
ここ辺りのキャンプ場は料金バカ高!
1,000円オーバーばかりなので、もう道の駅に決定という感じ。
道の駅にテント張るのなら、到着は遅い時間のほうがいいので、
もう少し色々見て周ることにしました。
ここから県道を栃木に入って、別な県道で福島に入ろうとすると、
峠に「従是北白川領」の石碑があるとのことで、行ってみることに。
県道60で栃木県に入ります。
久々の東北脱出・・・このまま北上せずに、
南下していけば日程は楽になるのですが、
まだまだ東北の旅は終わりません(笑)
そして、県道76号線を県境まで走ります。
ほとんど農道のような道でしたが、
おばあちゃん?と一緒にいた子供が手を振っていたので
振り返したりして無事県境に到着。
「従是北白川領」の碑
今日はその白河領には入らないわけですけど、
自分でも、結構東北と関東の県境には執着してるな、と・・・
何だかんだで東北に長くいますし、気性にあってるんでしょうか?
冬・・・雪国と言う物を体験してみなければ、
うかつに住んでみたいとかは言えませんけど、
美人も多いみたいだし、思案のしどころではあります・・・
結局は女かい!と突っ込まれそうですが(^_^;)
近くには神社もあったので参拝。旅の安全を祈願。
追分明神と言うことだったかと思います。
追分明神と杉の木立
近くには、義経伝説関係の説明板もありました。
県道76号線沿い、栃木県側に何箇所か設置されているようです。

さて、それからどうするかな、と・・・
道の駅は何ヶ所かあったのですが、
道の駅那須与一の里は以前も行ったことありますし、
いいのかな?と・・・それと同時にご飯をどうしようかと・・・
レトルトカレーをもう持っていなかったので、
自炊するなら補充しなければならなかったのですが、
那須与一の里から更に西へ入り、塩原温泉郷と言うところには、
「スープ入り焼きそば」で有名な食堂があります。
明朝行くことも考えられたのですが、
今日の晩御飯にちょうどいいかと思って、
そこまで走ることにしました。
国道294号線に出てから南下していくのですが、
途中で変なローソンを発見!
看板が茶色のローソンなのですが、
鹿児島の桜島で似たようなものを見たことあるとは言え、
さすがに突然出てくるとビックリしました。
最初は当然ローソンだとは分からないので、
通り過ぎてしまったのですが、やはり撮影しておくべきかと思い、
Uターンしてきて写真に撮りました。
茶色ローソン、店頭
茶色ローソン、看板
しかし、なぜこんなところに?というのは疑問。
辺りは普通の田舎町ですし、
桜島のような景観に配慮しなければならないような地区でもなく・・・
桜島のそれは、やり得みたいなものらしく、
行政側からは、看板茶色にしても次からはダメだ、といわれたとか何とか・・・
しかし、ホントにどうしてここのローソンは茶色なのでしょうか?

国道294号からは461号線へと右折。
道の駅那須与一の里をわき目に見ながら走ります。
去年の訪問時はまだ出来ていなかった資料館なども完成してるようで、
テント張れるかどうか、偵察するべきかな?とも思ったのですが、
とりあえずパスして先へ急ぎます。
大田原市街を抜けて、国道400号で更に西進。
市街では、宇都宮餃子館があって、ああ関東に来たのだなと実感。
それとともに、知ってるチェーンの店、知らないチェーンの店が混在してて、
市街地走るのもそれなりに面白いな、と・・・
市街地を抜けてまたしばらく走ると、
塩原温泉郷へとアクセスする山道へ。
その途中に東北自動車道が上を走っているのですが、
20km渋滞とか言う表示が出てて、さすが日曜日、と・・・
こちらの車線はそうでもありませんでしたが、
対向車線はそれなりに混んでいたりしました。

山に入ったら雨が降ってきたので辟易しつつ・・・
スープ入り焼きそばの「釜彦食堂」を探すのですが、
これがなかなか見つからず・・・
マップルでは、塩原グリーンビレッジという温泉施設?の
東側にあるような表記なのですが、そこ辺り店はおろか、
人家すらまともに見られないような状態・・・
人に聞くか?とも思ったのですが、
もう辺りは暗くなってきているし雨も降ってるし、
通行人もまともにいないので、今日は諦めることにしました。
そして山を下り、最初の道の駅、湯の香しおばらを偵察。
なかなか広い道の駅で、テントもちゃんと張ること出来そうです。
ついでに、隣はガスト、その隣にセブンイレブン(笑)
ご飯をどうしよう?と思い・・・
スープ入り焼きそばは諦めましたが、
一回外食すると決めてしまうと自炊も面倒くさく、
かといってセブンやガストもなんだかな、という感じ・・・
宇都宮餃子館があったよな、と思うとそれも栃木名物、
餃子も食べたくなってきて、結局そこまで走ることにしました。
これが思ったよりは遠くて、
大田原の市街まで戻らなければならなかったのですけども(^_^;)
戻った甲斐はあったのか、美味しく食べられました。

それからはまた湯の香しおばらへと戻ってテント設営。
ちょっとおなかが足りないような感じもあったので、
セブンに行ってビールとチュウハイ、ポテチを買ってしまいました(^_^;)
というわけで、また日記はあまり書かず・・・
山の麓になるのですが、雨も少し降ってきたような感じで、
明日も天気悪いのかなぁ?と思いつつ、
今日もやっぱり早寝でした。

本日の走行距離

285.4km

本日の宿

道の駅湯の香しおばら
エッジの通信状況:◎

本日の家計簿

セブンイレブン朝食521円
塩屋崎灯台入場料150円
いわき市勿来関文学歴史館入館料320円
自販機キリンメッツ120円
森の駅ラーメン館醤油ラーメン600円
八槻都都古別神社賽銭5円
三菱石油18.92L 148円/L2,800円
馬場都都和氣神社賽銭5円
宇都宮餃子館餃子セット830円
セブンイレブン酒、ポテチ500円

本日のトイレ

回数下血の量
一回目(朝、道の駅ならは)

本日の摂取物

休憩時折々水道水
セブンイレブンおにぎり、ミックスサンド
農協グレープフルーツジュース500ml(紙パック)
自販機キリンメッツ
森の駅ラーメン館醤油ラーメン
宇都宮餃子館餃子セット
テント内カルビーポテチうすしお90g
一番搾り350ml、氷結ゆず350ml

(こちらは、潰瘍性大腸炎がらみの記録です)


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