2/3(金)

行程

市の浦キャンプ場〜上甑、中甑島散策〜市の浦キャンプ場

夜に一回目が覚めました。
風の音、海の波の音が結構すごく、またフライに雨が当たる音もします。
私は時計を携帯に頼っているので(VFRにも付いているし)
何時か見ようかと思ったのですが、どうやら電池が切れている様子。
なんだかこのN701i、そういう特性なのか不良品つかまされたのか分かりませんが、
買い換えたときから電池の消耗が早くて困ります。
どうしようかと思った物の、目が覚めてきたので
日記でも書くかと思ってパソコンを起動。
すると、午前0時をちょっと過ぎたくらいでした。
さすがに早く目が覚めすぎたかな?とも思った物の、
6時から寝ているわけですから、6時間は寝ているわけです。
まぁいいか、と思って日記を書いていると、
1:40ぐらいにまた眠くなってきたので眠りに付いたのでした。
音がすごくて眠れない時間も長かったのですが・・・

再び起きたのは午前10時くらい。テントの外に出ると、
雲の多い日だったのですが、太陽が出たタイミングを見計らって、
市の浦海岸の様子を撮影。
昨日の亀城跡の説明板に「小川氏」と言う文字がありましたが、
彼らが最初に上陸したのがここなんだそうです。
昨日来た時には波打ち際を歩けるくらいに砂浜があったのですが、
ちょうど潮が満ちてきている時間なのか、ほぼ砂浜は見えませんでした。
島にはコンビニが(おそらく)無いという事で、
ごみをどうやって捨てようかと言うのもありますが(^^;)
朝ごはんを取りにくい、と言うのもあります。
それはもちろん昨日から分かったいたので、昨日の買出しついでに買ってきており、
コーヒーを沸かして、パンとポンカンの朝食をとったのでした。
とりあえず、パソコンのバッテリがまだ残っているし、
狭い島にてそんな巡る場所も多くないだろうと思われたので、
11時まで日記を書いて、それから出発したのでした。

「里」の集落まで出てから、島を西へと走る道路を走ります。
途中で工事中のためか一部ダートの部分がありましたが、
それからは整備された二車線道路になりました。
島は走っている車も少ないですし、ここは峠道も多いのでなかなか楽しいです。
風が強い日だったので、風が吹いているときは注意が必要でしたけどね。
「須口池」と言う池を右手に見ながら、坂道を登っていきます。
写真撮ろうかな〜、と思ったあたりで「200m先P」の文字が見えたのでそちらへ。
そこは、リサーチで観光協会のウェブサイトを見たときから注目していた、
「長目の浜」の景色が広がっていました。
あらかじめ写真で見ていたとはいえ、こんな景色があるのか!と感動。
似たような景色で言うと「天橋立」、日本三景のそれよりすごい景色のような気がするし、
同じ日本三景で比べれば、松島なんかよりずっと感動しました。
何しろ、なぜこういう景色が出来たのか?と言うのが不思議で。
まぁ、説明板にはちゃんと書いてあるわけですけど、
オイルフェンスのような、と言っては情緒が全くありませんが、
まさしくそれのように海を分けているのですよ。
そしてそれに打ち寄せる白い波。うーん感動。
あまりに感動したため、これから「長目の浜」の写真がしばらく続きます(^^;)
説明板には「天草や長島が見える」とありますが、私の目には見えませんでした。
しかし、毎度お馴染みパノラマ写真も撮影。
近くに橋があったので、そこにVFRを停めて、
長目の浜と一緒に写真を撮ろうと思ったのですが、強風のためキャンセル。
歩いて少し来た方へ戻り、須口池の写真を撮影。
奥に白く細長く見えるのが、「里」集落です。
ここから見ると砂州だということが良く分かりますね。
(私は専門家じゃないので、もしかしたら違うかもですf^^;)

VFRに戻り、少し進むとまた展望台がありました。
ここからはさっきは見えなかった鍬崎池が良く見え、またも写真撮影
そこにあった説明板はこちら
そこから先は、先ほどの写真で工事をしている様子が写っていますが、
グネグネ道を、橋を掛けてまっすぐにしようとしているようでした。
工事しているところを抜けて走っていくと、「貝池」と「なまこ池」の間を走る村道の入口へ。
村道と書いてありましたが、合併して「さつま川内市」になっているから市道でしょうか。
細い道でしたが、通って二つの池のほとりまで来ました。
そこには少し駐車スペースがあり、歩いて海へ出られるようなので行って見ます。
ちょっと森の中を歩いていくと、荒波の海が広がっていました。
景色はやっぱり上から見たほうがいいな、と思ってちょっとがっかりでしたけどね(^^;)
そこから戻り、なまこ池の様子と、その説明板貝池の説明板を撮影。
ちなみに貝池の様子が無いのは、写真のずれがあまりにも大きかったためです(^^;)
やっぱり三脚があったほうがいいのかな?と思いつつ・・・

村道を戻ってまた先に進むと、今度は長目の浜のもう一端の展望台があり、そこから写真撮影。
ちなみにそこにあった説明板。やっぱり「天橋立」のことが書いてありますし・・・
長さ比べではありませんけど、天橋立に勝っている部分もある、という事で。
で、展望台の下から海岸へ遊歩道が続いているようなので行って見ます。
風が強く、沿道の竹は大きく揺れていましたが、そのおかげで歩道は風が当たりません。
歩いていくと、道は二つに分かれましたが、先に長目の浜の方へ。
遊歩道の途中からの長目の浜の様子と、下りきったところからの様子
遊歩道を降りると、長目の浜は右手に見えるのですが、
左手にはこんな感じの岩がありました。
下の辺りに丸い穴が開いていまして、強い波が穴を隠すほど打ち寄せていました。
それから先ほどの分岐に戻り、もう一方の田ノ尻浜へ。
ごみが結構多いところだったんですが・・・
波が強く打ち寄せてきていて、あまり人が来るところでないでしょうから、
その波に運ばれてきたんでしょうけど。
左手がやっぱり断崖で、甑島ってそういうところが多いな、と。

それにて「長目の浜」ツアーは終わり、遊歩道を戻ってから県道を先に進みます。
「桑之浦」という集落に出て、そこで道は終わりなので、
人気の無い集落ながらも広い漁港をUターンし、
少し走ってこんな感じで写真を撮り、海を眺めていたのですが、ここで大トラブル!
折からの強風で、外してタンクの上においていたグローブが片方、吹き飛ばされて海へ落ちてしまったのです!
そこの海は、こんな感じで普通に降りられそうなところは無く、
下の海もそれなりに深さはありそうですし、ブーツで下りても裸足で下りてもいろいろ大変そうです。
手元には無かったのですが、テントまで戻ればレイン用のグローブがあり、
400時代から使っているグローブで、高かったのですが元は取ってるかな?と
諦めることも考えたのですが、幸い沈むことなく浮いていますし、何とかすることを考えます。
何か棒は・・・と近くを探したのですが、棒は無くて木を伐採した枝みたいな物がありました。
それを持ってきてみるも、普通のところからでは届かず、
さっきの写真で奥に少し低くなっているところがありますが、
そこまでグローブが流されてくるのを待って、何とか拾い上げました。
考えてみたら、魚釣り用のタモと言うのかな?長い柄付きの網とかあれば楽勝だったでしょうが、
あいにくと車もほとんど通らないところにて・・・(^^;)
まぁ何とか拾い上げられて良かったな、と。
それから気づいたのですが、海面にグローブが浮いてる写真も撮っとけばよかったか、と(^^;)
それはもう無理なので、代わりに濡れて色が変わったグローブ
ちなみに、右側が濡れた物で、左側が乾燥している物。
最初は右のような色だったのですが、使い込むうちに色が落ちて左のような色になったのでした。
濡れたグローブをはめるのは嫌でしたが、そうしても手がかじかまないぐらいの寒さの日でよかったです。
一回目はあまり感じなかったのですが、何回か外したりつけたりしていると、
グローブがつけにくくなって、それはちょっと困りました。

そこからは、島内をいろいろ走ります。
狭い島にて、ナビ上で見える全ての道を走る!と言う感じで(^^;)
あんまり写真で紹介するようなところも無く・・・
と言うのも、結構な山の中を走るのですが、沿道の木が邪魔をして景色が見えないのです。
木が無かったら、紹介するようなところもあったかと思いますが(時々、チラッと景色が見えます)
まぁ、観光客が景色見るために、木を伐採しろ、と言うのも変な話ですし、
あまり人も来ないと言うこともあるでしょうけど、それでいいのだと思います。
走っているうちに、上甑島の南岸に出て、そこから甑明神大橋を通って「中島」へ、
鹿の子大橋を通って「中甑島」へと渡ります。
その先には、甑島列島で最大の「下甑島」もありますが、
そちらは道が通じておらず、フェリーで渡らなければなりません。
自然と道も行き止まりになり、やっぱりここでも漁港で引き返すのですが、
行き止まりの漁港から、対岸にきれいな地層が見えたので撮影。
少し戻って、ここにフェリーの待合所があるのでコーヒー飲みながら少し休憩。
下甑島へ行くのに、「里」から乗るのとここから乗るのでは値段が結構違うようなので、
あわよくばその予約も、と思っていたのですが、時間が合わないのか誰もいませんでした。
まぁ、下甑に行くのはあさって、の予定だからとりあえずはいいんですけどね。
それから少し戻って、来た時に案内の看板が見えた「帽子山展望所」へ行って見ました。
最初の看板以外に案内は無く、分岐点が二つあって、一ヶ所はOKだったのですが、
二つ目の分岐、直進したら砂防ダムで行き止まりだった、と言うようなこともありながらも無事到着。
入口からダートで、大きな水溜りもあって少し苦労もありました。

帽子山展望所からの展望

下に見えるのが、中甑島の「平良」集落で、その先には先ほど写真を載せた、
地層が見える断崖があります。ご覧のように景色はいいのですが、
山の上と言うこともあってか、風が異様に強く、
肌寒くもありましたし、VFRの転倒も心配で早々に戻りました。
それからは、橋二つの写真を撮って戻るか!と言う感じ。
と言うわけで、最初の鹿の子大橋。RC11径間連続充腹アーチ橋、と言う橋だそうで、
名前の由来は島名物の「鹿の子百合」から。また橋の工法の特徴として、
継ぎ手が無く、走破性に優れている他あるんだそうで、
それはライダーにとってはありがたい工法ですね。
ちなみに橋の写真に、下手に下りて行くような道が見えますが、
そちらも下りていって見たのです。するとすごい風!
下手すると立っていられないぐらいの風が吹いていて、早々に退散。
今度は橋の袂に立って見ます。風に吹き飛ばされないよう、恐る恐るですけど(笑)
橋に向かって左手、西側になりますけどそちらはこんな感じで波が打ち寄せていました。
しかしこれが右手、東側になると、こんな感じで穏やかで。
まるで、橋が風と波の関門をしているようでした。
VFRに戻り、橋の袂に風速表示板があるのでそれを見ながら注意して橋を渡ります。
幸い、今回は風はそんなに強くなかったようでちょっと拍子抜け。
それから甑大明神橋の袂へ。
手前の袂に橋の説明板があり、それによると2径間連続PC斜張橋という橋だそうで、
その特徴はまぁいろいろありますが、橋の工法としては最近増えてきた新しい工法なんだそうです。
で、こちらからだといい写真は撮れそうに無かったので、一回渡ります。
すると、油断してたのか今回はかなりの風!
必死で伏せてバランスを取りながら通りました(^^;)
もう一方の袂にも少し広場があったので、そこにVFRを停めて、
橋を少し歩いて渡り、甑大明神橋の写真を撮ります。
夕日の頃だと美しいんでしょうが・・・キャンプ地がキャンプ地にて、
そんな暗くなってから戻りたくないので(^^;)
それと、下甑島でのキャンプ予定地が西に面していると言うこともありますしね。
さて、橋の写真にも少し写っていますが、
橋の東側には奇岩が並んでおり、これが甑島の名前の由来、甑大明神だそうです。

甑大明神

写真のずれが大きくて申し訳ないのですが、こういう岩岩が並んでおり、
今は風化して、その面影はないとのことですが、かつては岩が甑(蒸器)形に見え、
それを甑島大明神と崇めたところから、甑島、の名前が付いたんだそうです。
ちょっと、その明神さまにいける道は見当たらないようでしたけど。
それからちょっと走って、橋をバックにVFRの写真を撮ります。
雲が無くて太陽の光があれば、もっといい写真が撮れたと思うのですが・・・残念。
あとは、「里」の集落まで戻って買い物をして戻ります。
歯ブラシ持ってくるのを忘れていたので、歯ブラシと、明日の朝食のパン、
うどんに入れるための野菜天ぷら(どん兵衛に入ってるようなもの)と、
今日は昼ごはん食べなかったので、ご飯作るまでのつなぎとしてポテチも(^^;)
昨日のところは鮮魚が無く、今日は違うところに来たのですが、
ここも鮮魚と言えるのは「カンパチのブロック」ぐらいでして、
それは包丁とまな板が無いので買えませんが、
やっぱり島では魚は売る物ではないのだろうか?と思ったりもします。
で、キャンプ場に戻って調理。今日は久しぶりにご飯を炊いたのですが、
イワタニのガスボンベではお湯が沸騰せず・・・かなり待ったんですけどね。
沸騰とはいえないまでも、と言う感じでこめ袋を入れてみましたが、
以前の失敗例があるので、袋を上げる前に開けてみて、
味見をながら良いぐらいで完全に上げたのでした。
ちょっと時間が長くなってしまい、やわらかくなってしまいましたが、
芯が残っているよりかははるかにマシで、まぁ何とか食べられました。
それとやっぱり今日もうどん。こっちは水が少なかったみたいで少し失敗(^^;)
それから日記を書いていますが・・・・
えらい風が強いようで。波の音も結構しますしね。
フレームがギシギシ言うのは、折れたりしないかなぁ、と心配ですけど。
まぁ、中に私が寝ている限り、飛ばされると言うことは無いでしょう・・・(笑)

本日の走行距離

84.1km

本日の宿

市の浦キャンプ場(二泊目)

本日の家計簿

自販機カフェオレ120円
ケイダストア食料、歯ブラシ493円


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