2/4(土)

行程

市の浦キャンプ場〜上甑島散策〜市の浦キャンプ場

昨晩は日記を当日分まで書き上げたあと、
23時過ぎぐらいに寝たのですが、まだ眠りに落ちないうちに地震あり!
あとからi-mode(キャンプ場はFOMA圏外)で調べたところによると、
天草灘が震源の、M5.1の地震だったそうで、当地の震度は3。
寝ているときはそんなこと分かりませんでしたし、
波はうるさいし風も酷く吹き付けてくるし、
津波が来たりしないよなぁ?と思ってなかなか寝られず。
ここあたりでは津波の話とかはあんまり聞かないんですけど、
まぁ、三陸のキャンプ場で津波の怖さは嫌と言うほど目にしたので(^^;)
考えてみれば、こんな波の音が聞こえるようなところでキャンプしたのは
今回の旅では初めてかな?という気も・・・
それとまぁ、ネットカフェでも寝られず、健康ランドでも寝られずだった私ですから、
自分で言うのもなんですが、結構デリケートなところもあるようです(^^;)
寝付いた時間ははっきりとは分からず、また結構早く目が覚め、
もう一回寝ようと思っていたのですがうるさくて眠れず、
しょうがないので時間を見ると、5:38でした。
パソコンのバッテリは切れ掛かっているし、
何もすることが無いのでシュラフに包まれていたのですが、
明るくなってきてから「朝日を見るか!」と思ってちょっとおきます。
朝日は見えなかったのですが、朝焼けが見えたので撮影。
昨日でだいたい見るべきところは終わっているかな?と言う感もあり、
今日はゆっくりするつもりでしたし、それからはもう一回眠りに付いたのでした。

再び起きたのは午前11時くらいでした。
相変わらず風は時々強く吹いていました。
ちなみに昨日見たi-modeのウェザーニュースによると、
今日あたり「今冬最強の寒波到来!」だそうですが、
それでも最低気温が5度とかなので、平気の平左と言う感じ。
最低気温どころか最高気温が5度も無いようなところでもキャンプしてきたわけですし。
靴下も履かず、上着も着ずに外に出て、ペグの打ち直しとかしていました。
風が強いので、お湯を沸かすのも面倒くさく、自販機で缶コーヒー買おうかな、と思ったのですが、
あいにくとコールドしかなかったので、やっぱりお湯を沸かすことにしたのでした。
まぁ、それくらいには寒い、という事で・・・(^^;)
長野で働いていた頃、沖縄出身の同僚に、沖縄の冬について聞いたことがありますが、
内地人のイメージと違い、「風が強くて肌寒い」という事で、それに近い物があるかもしれません。
そうそう、ここの自販機は「130円」という事で、
島に来てから最初に値段見た自販機がここだった物ですから、
島の自販機は全てそうなのかと思っていたら、集落にある自販機は普通に120円だったのでした。
コーヒーを飲んで、パンなどで朝ごはんを済ませてから出発します。

とりあえず今日最初の目的は、明日下甑に渡るための準備です。
里新港のフェリー待合室に行って、受付のおばちゃんにいろいろ聞いてみます。
予約もしようと思っていたのですが、「しなくてもたぶん大丈夫ですよ」とのことで、
最初に渡ってきたときも余裕で載れたのでまぁいいか、と。
それで一番近いのは平良〜鹿島ですか?と聞いてみたのですが、
昨日立ち寄った平良には、(フェリー待合所はありましたが)寄港しないんだそうで、
それは「車の載せるための桟橋がないなぁ」と疑問に思っていたのですが、
下甑に渡る最短の航路は「中甑〜鹿島」なんだそうです。
ちなみに中甑と言うのは集落と島があり、
中甑集落は上甑島にあったりするので少々ややこしいですが(^^;)
ちなみになぜそう最短航路にこだわるかと言いますと、
もちろん金銭問題なのですが、結構差があるのです。
750cc以上の自動二輪で言うと、中甑〜鹿島だと1,330円なのですが、
これが里〜鹿島になると、3,130円になるのです。
VFRで走れば里〜中甑はほんのちょっとの距離なので、こだわっているわけです。

フェリーはとりあえず、あとから中甑の乗り場をチェックに行くとして、
次はキャンプ場の問題。あらかじめ予約しておけば良さそうな物ですが、
まぁ、上甑で何があるかもわからなかったということで(^^;)
しかし一つ失敗をしており、今日は土曜日と言うことで、
役所は閉まってるよなぁ、と思ったのですが(昨晩気づきました)、だめもとでTELしてみました。
すると守衛さんが出まして、「1:30過ぎたらだれかいるかも」と「もう一回TELしてください」とのことでした。
それがまだ12時ちょっとすぎぐらいだったので、とりあえず移動します。
初日に入り口には行ったもののキャンセルした「隠山」に行ってみようかと、
そっちに走っていきます。しかし、ここは結構な高台の坂の途中でして、
VFRが停めにくい上に、風が強くて転倒の恐れもあるかな?と思い、
結局行きませんでした。まぁ、正直に言うとちょっと怖いと言うこともありますけどね(^^;)
そして走っていくと、崖の下にフェリーが見えたので撮影。
里から中甑に向かう途中ですね。
それから牧の辻段の十字路へ。
十の字で言いますと、前回は下から来て左に曲がり、
今回は左から来たと言う感じですね。
それで今日は上のほうに行ってみたのですが、
まぁそれはナビでも分かっていたのですが、砂防ダムがあって行き止まりになりました。
引き返してきてまた牧の辻段へ。
ちなみに小さな島の割には山がえらい深いような気がしまして・・・
写真に撮ってみました。

牧の辻段から、山の様子

ちょっとまた写真のずれが大きくて申し訳ないのですが、
海から山への様子が分かって貰えるでしょうか?
これが例えば屋久島だったら、あそこは海即山、と言うのが分かってますので、
どうってこと無いのかもしれませんが・・・
逆に言うと、私が甑島がこういう島である、と知らなかったから
意外に思っているということなんでしょうけどね。
ちなみに、ここの近くには風力発電の風車もあり、
折からの強風ですごい勢いで回っていました。

それからは、さっきの十字路でいうと、上のほうへ行きます。
これがまた山の中でして・・・時々崖の下に海がチラッと見えるぐらいで、
林道の工事を2ヶ所でしており、ダンプや重機が通るためか、
一応舗装路ではあるのですが、砂が浮いていたり陥没していたり、
陥没したところを砂利で埋めてあったりで走りにくいことこの上なし。
林道も走りにくそうだと思ってパスしましたが、
2ヶ所目の林道の入口を過ぎると、ダンプが通らないためか、
舗装状態も良くなって、走りやすくなりました。
そうして走っていくと、この道は「江石」と言う集落に通じているのですが、
眼下のその集落と、鹿の子大橋が見えた風景があり、撮影
橋が霞んで見えるのが分かるでしょうか?
更にもう少し進むと、もう一度似たような景色ですが、こちらも良かったので撮影
海がきれいなのと奥に見える橋がとてもよかったです。

それからしばらく走ると、山を抜けてまっすぐな道を通って、
「江石」の集落に抜けます。まぁ、まっすぐと言ってもそんな距離はないし、
微妙に右に左に曲がっているのですが、右が川、左が原野で、
原野の風景がいいかと思って写真撮影
これが自分ではなかなかいい写真だと思うのですが、どうでしょう?
ちなみに、川べりに見える低木は椿だと思いますが、少し花をつけていました。
集落を抜けて、漁港へ向かいます。
漁港と集落の様子も写真に撮ってみました。
そんな特徴的な物は無いので、自分でも掲載を迷ったのですが、
まぁ今日の天気の感じとか、海に山が迫っている様子とかが分かって貰えれば、と。
海は大変きれいでして、まぁ漁港のことにて岸壁そばには木枝などのごみも浮いているのですが、
透明なのは良かったです。
それから、さっきの写真の左手に見える道を登って行ってみました。

江石の浜

うーん、こちらも感動!自分でも写真使いまくりだと言う実感はありますが(^^;)
まぁ、1月はほぼテキストのみの日記だったしまぁいいか、と。
しかし画像の量が多すぎて、もはや甑島でのアップは半分やる気なしです(^^;)
本土に戻ってから、マックのBBモバイルを利用しよう、と。
ちなみに、釣り人が一人。無許可撮影ですけど(^^;)
何が釣れるんでしょうかね?
で、さっきの写真で一番右手の崖の下に、穴のようなものが見えますけど、
どれくらい深いのかな?と思っていってみました。
しかしこれが穴どころが、ちょっとした窪み、ぐらいのものでして、
光の加減で影になっていたから穴のように見えたんだと思います。
それはちょっとがっかりしたのですが、それから波打ち際を散策。
本来、私はあまり磯の匂いというものが好きではないのですが、
気づいてみればここは全くそういう感じはなし。
考えてみれば、キャンプ地の市の浦もそうでした。
きれいな海というのはそうなんでしょうか?
それと、石に混じってサンゴの残骸や貝殻等が散らばっていました。
ま、ごみも全く無いと言うわけではありません(^^;)

VFRに戻り、江石の集落を後にして中甑集落に向かいます。
着いてみると、ある意味当然かもですが、
フェリーの待合所は分かりやすい場所にありました。
そこの駐車場にVFRを停め、キャンプ場の件で電話をして見ます。
おそらくさっきの守衛さんが出て、それからつないでくれました。
ちなみに、下甑にはキャンプ場が三ヶ所あるのですが、
二ヶ所はキャンプ場というよりも、バンガローのみのところで、
テントを持ち込んで張れるのは一ヶ所、「片野浦キャンプ場」のみということでした。
インターネットで調べたときは開設期間が書いてなかったのですが、
聞いてみると、三ヶ所とも通年営業とのことです。
さて、それはさておき。一つ大問題があります。
それはこの「片野浦キャンプ場」、西側に海を臨んでありまして、
今の時期吹く風は「北西の季節風」ですから、その影響をもろに受けそうだったのです。
東側に海を臨んでいる「市の浦キャンプ場」でさえ風で悩まされているのに・・・
しかし、この応対してくれた方、自らそういうことを説明してくれ、
「無理そうだったら他のところでもテントを張れる様に手配します」との事、
また明日は日曜で役所は休みですが、
「守衛さんに言って私に連絡が付くようにしておきますので何かあったら言ってください」と、
大変親切な方でした。感謝(-人-)
やっぱり島には親切な人が多いのでしょうか?

とりあえず、明日への準備は終わったので一安心と言うことで、
コーヒーを飲みながら観光案内板を見ます。
時間は2時をちょっと過ぎたくらいだったのですが、
近くに「YOU&友」とか言う喫茶店があり、
目に見える範囲の食事処はそこしかないので行ってみました。
すると、さしみ定食あり!甑島に来て以来始めての魚介類、迷うことなく注文。
出てきたのは、カツオ、タイ、カンパチかな?てんこ盛りの刺身でした。
あとはご飯と味噌汁、漬物とシンプルな定食でしたが、
刺身が美味しかったので満足しました(^^)
そこを出て待合所に入ってみると、島の観光案内のパンフレットがあったので、
いまさらながらではありますがゲット。
それを見ても、とりあえず上甑島で行けるポイントは大抵行ったと思われましたが、
観光案内板にあった「楠木正行の墓」・・・ウソくさ、と思いながらも(^^;)
場所がはっきりとしなかったので、近くにいたおばちゃんに聞いていってみました。
待合所からは歩いていけるぐらいの距離でしたが、
墓地の中に、目指す楠木正行の墓はありました。
まぁ、時代は違うとはいえ鹿児島は平家の落人の伝説も、
豊臣秀頼や真田幸村の逃避行伝説も残る土地ですから、
それと似たような物でしょう。
行ってはいませんが、「梶原源太景季の墓」なんていうのもあるようです。

そこからは、昨日行った「甑大明神橋」と「長目の浜」にもう一度行って帰ることにします。
と言うわけで、昨日と写真の構図がほぼ変わらないんですけど(^^;)
甑大明神橋と、長目の浜
長目の浜の展望台には女の子が三人いて、写真撮ってください、と頼まれました。
これが写るんです、見たいなフィルム付きカメラ、でして、
デジカメに慣れている身にとっては撮りづらいことこの上なし。
駐車場には「鹿児島」ナンバーの車しか停まっていなかったし、
バスを利用しているのかもしれませんが(ここにはバス停あり)
時期的な物を考えると、大学生の卒業旅行かもしれません。
女の子たちは私が昨日行った遊歩道へ降りて行き、
私は長目の浜沿いに「里」に向かって走ります。
そうそう、この「里」集落ですが、パンフレットによると、
地元の言葉ででしょうか?「トンボロ」と言う「陸繋砂州(りくけいさす)」だそうで、
南北に長さ1,500mあるんだそうです。間違った事言って無くてよかったです(笑)
さて、長目の浜沿いに戻るのは、昨日撮れなかったVFRを入れての写真を撮りたい、と言うのがありました。
場所を選びながら走っていたのですが、昨日「鍬崎池」の写真を撮った展望台の、
ちょっと上辺りのところがいいかな?と思ったので、撮影してみました
これが残念なことに、太陽が雲に隠れているときでして、
それが大きな雲で待っていても太陽が出てくれそうに無かったので諦めたのですが。
うーん、それはホント残念でした!

それからは「里」集落を抜け、来た時通った西回り道路で帰ります。
途中、「西崎」と言うところに下りられる道があって、
そこはまだ行ってなかったので。
下りて行って見ると、まぁただの漁港かな?と言う感じでしたが、
断崖ときれいな海は甑島らしいかもしれません。
あとはキャンプ場に戻ります。
テントの前で、犬の散歩をしていた人に「寒くないですか?」と話しかけられました。
で、明日の朝食を買ってない事に気づきましたが、まぁいいか、と。
5時過ぎぐらいで、まだ明るかったので海岸を少し散策。
目の前に、九州の本土が見えました。

市の浦海岸散策の様子

で、ここの炊事棟が広くて立派なところだったので、
ここの中にテント張ればよかったなぁ、とか思いながら・・・
もう移動するのも面倒なんでしませんけど(^^;)
今日は、風も少しは穏やかそうだし。
で、今日は刺身を食べてからそんなに経っていなかったので、
うどんだけでご飯にしました。
テントの前室で作っていると、やっぱり風でよくないようなので、
あまりやりたくないのですがテントの中で作って食べました。
で、日記を書いていると、今日は思ったよりいい写真が撮れたので満足でした。
早くアップしたいと言うのもあるんですが・・・
キャンプ地は繋がらないし、集落で「ここ繋がるかな?」とか、
パソコンをわざわざ起動するのも面倒なんですよね(^^;)
うん、さっきも書きましたがいい写真が撮れて満足の一日でした。
あとは、波と風が穏やかで、ちゃんと眠れるのを祈るのみです(笑)

本日の走行距離

60.7km

本日の宿

市の浦キャンプ場(三泊目)

本日の家計簿

自販機ジョージアテイスティ120円
喫茶YOU&友さしみ定食1,500円


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