2/23(木)

行程

貨客船「はいびすかす」内〜屋久島一周〜ライダーハウス「とまり木」

船内で出航前の案内があって目が覚めました。
朝5時ぐらいだったでしょうか。
まだ外は暗かったのですが、そのまま起きていることに。
日記を書こうかな?とも思ったのですが、
船は結構揺れていたので酔うかとも思ってそのまま寝ていました。
だんだん明るくなってきても、曇り空だったので朝日は見えなかったようです。
時々外を見たりしていると、屋久島が見えることに気づき、
外に出て、写真を撮って見ました。
風はなさそうで、波もそんなに立っていなかったと思うのですが、
船はこれまで乗った船の中で一番揺れていたような気がします(^^;)
やっぱり、貨物メインだからそういう揺れ防止への装備がないのかな?と。
幸い、船酔いをするようなことはなかったのですけどね。
そうしているうちに船は港へ到着。
朝7時過ぎとまだ早いですし、雨もちょっと降っているかな?と言う感じもあって、
観光案内板を見たいと言うのもあり、VFRを駐車場に停めて待合所まで。
実家に「屋久島に着いた」旨の電話もしましたが、
「知り合いを紹介しようか?」と・・・なんで?と聞くと「泊めてもらうのよ」と(^^;)
「屋久島には何も無い」とか、口永良部にもいくかも、と言ったら、
「それだけは止めて、船小さいよ」とか・・・過保護な親です(^^;)
で、待合所は観光案内板はなかったのですが、コンセントもあったので、
日記もちょっと遅れていますし、しばらく日記を書くことに。
TVではめざましテレビをやっていて、映画版「ナルニア国物語」のことをやっていたのですが、
「指輪物語」の源流が「ナルニア国物語」であるかのような超いい加減な紹介をしていまして。
「ナルニア国物語」はトールキンの「ホビットの冒険」の影響によって書き始められたものだったと思いますが・・・
ま、テレビなんて所詮そんなものでしょうけど。
それはさておき、最初は人は全くいなかったのですが、
しばらくするとトッピーの出航時間が近づいたのか人が集まってくるように。
トレッキング姿の人もちらほら見られ、パック旅行の団体客も来るなど、
やっぱり観光の島なんだなぁ、と。
近くのお姉ちゃんが「楽しかった〜、良かった〜」と言っていましたが・・・
何がそんなにいいのか?と。日本一の巨木は鹿児島県本土の蒲生町にある大楠なわけで、
それ知ってるのかい?と言いたくなりましたが(^^;)
まぁ私も観光客なわけですから、似たような物かな?と(^^;)
母親の言う「何も無い島だ」と言うのはそれも真実だと思うのですが、
住人にとってはそうでも旅人にとってはそうでは無いというのは、
日本全国どこでも同じかな?と。
21日までの日記を書いて、アップしてから出発しました。

とりあえず、本格的に島内巡りをするのは明日以降にして、
(屋久島で本格的な島内巡りとなるとトレッキング必須かもしれませんが、
それは既にやる気はありませんでした)
今日は一周走ってみることに。
泊まりは屋久島空港の近くにあるライダーハウスとまり木が、
テントも張れるという事で、そこに決めていたのでした。
で、走っていくのですが、待合所の前にはレンタカーの営業スタッフが、
「空車あります」みたいな看板掲げて集結しているなど、
やっぱり観光客は多いようなのですが、種子島に比べると街は小さいな、と。
エブリワンですらなかったようですし、そもそも平地が少なく、
中世では種子島氏が戦に負けて屋久島を割譲、と言う歴史もあったようで、
つまり屋久島も種子島氏の支配下にあったということで、
街が種子島の方が大きいと言うのはある程度当然なのかな?と。
Mマートと言う、酒屋を改修した様な、24時間営業ではないコンビニはあったので、
そこでご飯を食べていました。
で、考えてみると荷物を降ろしてから走ったほうがいいかな?と思い、
0円マップは地図がアバウトなので、ツーリングマップルで確認して入る筋を確認。
で、ここかな?と言うちょうど空港に入る交差点を空港とは逆方向に行くと無事発見。
さすがにバイクもチャリも結構多く停まっており、
ここしばらくあまり見かけなかったわけですし、
屋久島と言う観光の島だということもあるのかもしれませんが、
そういう旅人の宿だと言うことを感じさせてくれました。
で、中に入ってそこにいた方に「管理人さんは?」と聞いてみると、
今どこかに行っていて、管理任されてるんですけど、と。
やっぱり長逗留の旅人の方なのでしょうか?よく分かりませんが、
そういうところも旅人の宿らしいなぁ、と(笑)
で、荷物を降ろしてからまた島内を走ってみます。

今日はとりあえず偵察そうこうと言うことで、あまりどこも寄らなかったのですが、
道もやっぱり種子島の方がいいなぁ、と。
島の西南の方からでしょうか、道が林道のような・・・と言うか林道なのかな?
VFRが通るのにちょうどいいくらい、つまり車にはちょっと狭そうだと感じる、
センターラインの無い一車線道路へ。
そこでは猿が道を占領しているような感じで、
本当に何回も何回も猿を見かけることに(笑)
こっちもゆっくり走っているのですが、「何事だ?」みたいな顔で見送ってくれます(笑)
猿に比べると回数は少なかったのですが、鹿も何回か見かけました。
で、今日は偵察と言うことで写真は特に撮らなかったのですが、
島の西の方は、ちょっと標高が高いところを走っており、
甑島で見て感動した海に似ているな、と。
やっぱり同じく感動したのですが、それは海を高いところから眺めているからか、
それとも同じ東シナ海だからか、どっちなのかな?と。
あとから案内板を見て知ったのですが、島の西側は自然遺産区域と言うことで、
同じ世界自然遺産の白神山地は舗装路無いのかな?と言う感じでしたし、
そういう自然遺産区域内を舗装路が通っているのもある意味すごいな、と。
車もあまり見かけず、林道を走っている間は離合の機会は一回もなかったのですが、
停まっている車とかはやっぱり「わ」ナンバーのレンタカーが多いようでした。
そうして宮之浦の港まで戻り、来た時に目をつけていた、
世界自然遺産登録記念の碑を来島記念という事で撮影。
それからライダーハウスとまり木まで戻りました。

テントを張っている人たちは、フォークリフト用に貨物の下に置く、
パレットと言うのかな?それをスノコ代わりに下に敷いている様子。
上手くテントの大きさと合わなかったので迷ったのですが、
屋久島は林芙美子(だったかな?)の言葉でも有名な雨の多い島。
(一ヶ月に三十二日雨が降るとか、日数は不確かですがそんな感じ)
天気もしばらくあまり良くないようですので、結局敷くことに。
テントを張り終わってからは、屋久島空港が本当に近いので、
歩いて行ってみました。観光案内板とかを見ながら、
以前、屋久島に来たときはこの空港を利用したはずなのですが、全く記憶に無いなぁ、と(^^;)
ちょっとおなかも減ってきたので、VFR出すのも面倒だし、
空港内にレストランがあったのでそこで食事を。
「鹿の刺身定食」を食べようと思ったのですが、品切れという事で、
普通に「豚のしょうが焼き定食」を。
幕の内弁当みたいな入れ物に入れられてきて、それはいいのですが、
値段の割には量が少ないなぁ、と。空港のレストランなんてそんなものかもしれませんが。
ちなみに、飛行機は一日五便くらいしかないようです。

で、ライダーハウスに戻ってからはちょっとテントの中で睡眠。
再び起きたのは夕方6時半頃で、トイレを借りるついでに、
色々説明を聞いて、宿帳を書きます。
風呂とかトイレとか、やけに注意書きが多いところだなぁ、と。
人がたくさん来るんでしょうし、そうでもしないとやってられないのかもしれませんが・・・
でお風呂に入ってご飯を作り、ライダーハウス内には電源もあるでしょうし、
そっちで日記書こうかな?とも思ったものの、あいにく人が多いようでそれは諦めます。
幸いバッテリは満充電ですので、テントの中で日記を書いていたのですが、
書き終わらないうち、まだ11時前だったのですが、眠くなったので寝たのでした。

本日の走行距離

115.4km

本日の宿

ライダーハウス「とまり木」(敷地内にテント)

本日の家計簿

Mマート朝食594円
空港内レストランしょうが焼き定食、生ビール1,700円


2/22へ戻る 目次へ戻る 2/24へ進む


inserted by FC2 system