2/26(日)

行程

ライダーハウス「とまり木」〜白谷雲水峡〜世界遺産センター〜千尋の滝〜ライダーハウス「とまり木」

昨晩は寝るのが一時くらいになったので、起きたのは朝9時過ぎでした。
昨日見たi-modeのウェザーニュースでは、
朝9時から曇りで、だんだん晴れてくると言う予報だったのですが、
フライに雨が当たる音がします・・・あれ?と思いつつ、
もう一度同じところを見てみると、午前11時まで雨、それからも曇りとの事。
だまされた〜、という感じでした。
ホント、屋久島に来てからまともに晴れたこと一回もないような・・・
らしいと言えばらしいのですけどね。
で、しばらくうだうだしていると、10時過ぎだったのですが、
雨が止んできたかな?と言う感じもあったので出発しました。

今日も途中の「Mマート」でご飯を食べます。
どうでもいいですが、ここはおにぎりが美味しくないです(笑)
で、日記のアップをしようというのがあったので、
今日はトッピーの待合所まで行ってアップロードします。
公衆電話を置くためにあるのかな?と言う感じの棚、置いていないのですけど、
ちょうどいい高さかと、以前来た時に目をつけていたのですが、
実際使ってみると、ちょっと低いかな?と。
まぁ、そんな長時間使うわけでもないのでいいのですけどね。
トイレも済ませてから出発します。

今日はまず、宮之浦から道を山のほうへと入り、「白谷雲水峡」というところへ。
あまり、どういうところかも知らなかったのですが・・・(^^;)
道は当然かなりの上りですが、半分ぐらいまでは片側一車線の整備された道で、
それから拡張中でしょうか?しばらく工事中の道が続き、
そしてセンターラインのない道路へ。
そんな道でも普通にバスが通ってるんですけどね・・・(笑)
途中、今朝までの雨を集めてか、いくつか流れ落ちる滝が見られ、
帰りに写真撮ることを決めつつ、とりあえず今は先を急ぎます。
そして到着。橋を渡って駐車場に行くのですが、
その橋が架かっている渓谷こそ「白谷雲水峡」。
そこからでも十分きれいな眺めでした。

で、VFRを駐車場に停めて、入口までちょっと歩きます。
そこにある案内板にはいくつかコースが描かれているのですが、
私もブーツですし、本格的なトレッキングをするつもりもありませんし、
雨の後で滑りやすいでしょうから、普通にイージーそうなルートに決めます。
入っていくのには金取られるんですけどね・・・
まぁそれはいいとしても、それを「協力金」と言うのはおかしくないか?と。
協力、と言うのは自発的なものであり、強制されるものではないでしょう。
徴収金とかの方が正しいんじゃないかと思いますが、まぁどうでもいいことですね(^^;)
受付では一人、コースの案内だか受けている人がいたので、
受付脇にお金を入れる筒があったこともあり、私はそこに入れて行こうとしたのですが、
すると受付のおばちゃんが慌てて「こちらへお願いします!」と言う感じ。
ついでに「どちらからですか?」と聞かれます。
「鹿児島から」と答えてちょっと歩くと、
脇にマナー遵守チェックのアンケート結果が張られているのに気づきました。
昨日のタバコの吸殻のこともあり、興味を惹かれて読んでみたのですが、
だいたいどんな項目でも90%以上の割合で、マナーを守れていると言う結果。
と言うか、正直に「私はマナーを守りませんでした」と答える人がいるのも驚きですが。
「常識的なことさえあればよい」と言う意見もありましたが、
常識と言うのも人によって違いますから・・・難しい問題です。
で、歩いていくと、あとからさっき案内を受けていた人がやってきて、
私はゆっくり歩いて先に行かせたのですが、
見ていると歩道からはみ出して写真撮ってるし・・・
それするな、って書いてあったんですけど・・・
注意しようかな?と思いつつも結局しませんでしたが、
やっぱりちゃんと、したらダメな行為というものを、
看板にでも明記したほうがいいんじゃないかと思いつつ・・・
それでも守れない人は守れないでしょうけどね。
と言うわけで、最初はあまり気分が良くなかったのですが、
自然の中を歩くと言うのは気持ちがいい事で、だんだんそういうことを忘れさせてくれました。
話は変わりますが、昨日、雨の中デジカメ使ったせいか、
レンズの中が曇ったような状態になっており、
今日の写真はしばらく靄がかかったような状態で撮影されることに。
分かってはいたのですが、対策もとりようがなし・・・
ま、この白谷雲水峡では実際、靄もかかっていたことですし、
一つのエフェクトとしてみていただければ幸いです(^^;)

白谷雲水峡

似たような写真が多いのですが、これでも削った方です(^^;)
でまぁ、名前がついている木・・・実際太さはそんなに大したことないのですが、
高いことは高いですし、蒲生のクスノキが日本一、と言うのは確か太さでですから、
もちろん樹高もかなりありますけども、樹高日本一と言うのを知りたくなったものでした。
うん、屋久島も結構いいかな?と見直したかな?
考えてみれば、これまで人工的なところにばっかり触れていたので、
やっぱり自然はいいなぁ、と。
くどいようですけど(^^;)それは屋久島だけの話ではないですけどね。
人も一人、最初の人見かけた以外はいませんでしたし、鳥のさえずりも良く聞こえますし、
鹿も一頭見かけたのですが、残念ながら写真は撮れませんでした。
で、人工的な部分に文句つけるならもう一つあるのですが・・・(笑)
私は行きませんでしたが、この先パンフレットによると「もののけ姫の森」と言うのがあるらしく。
なにそれ?と言う感じでして・・・
まぁだいたい私は宮崎駿が好きではなく、
「ハウルの動く城」、みほさんが観たいと言ったので一緒に見に行ったのですが、
(みほさん、というのは彼女です。彼女と言うのも味気ないし、
何かハンドルネームを、と協議の上でこうなりました)
絵は確かにきれい、でもただそれだけでストーリーとかマジでくだらないし、
見終わったあとにみほさんに「面白かった?」と聞いたらそういうことが顔に出ていたのか、
「みほさんが観たいって言って観に来た物なんだからそんな顔しなくていいじゃん!」と
マジ切れしてケンカになったのですが(^^;)
それはさておき、みほさんもそういうことしか言えない事からして、
感じたことは同じだったらしいです。
っと話がずれましたが、森の雰囲気が似てるかどうか私は知りませんが、
そんな名のつけ方って、自然に対して失礼なんじゃないかな?と。
もののけ姫(当然観たことありません)だって様々な資料から人間が生み出した物、
もののけ姫の森の描写を「屋久島の森」というのが正しいんじゃないかな?
ま、どうでもいいんですけどね。
そうして入口から出ると、また「アンケートに協力お願いします」と言われたのですが、
昨日答えた物と同じらしかったので、その旨言って書きませんでした。

一時間ちょっと歩いていたのでしょうか?
さすがにちょっと喉が渇いたのですが、自販機はなくそのまま下ります。
ちょっと戻ったところに「益救何とか水」という、「不老長寿の水」とも書かれた看板があり(笑)
そこで喉を潤しました。さて、寿命はどれだけ延びたのでしょうか?(笑)
そして道を下りながら、気になった景色・・・と言うか「滝」なんですけど、
足を止めて撮影してみました。
一つ目。これはそんな大きな滝でもなかったのですけど、
下流の様子・・・こちらなのですが、写真じゃよく分からないでしょうか?
かなり下を流れると思われる渓流まで一気に下っているようでしたし、
落差とかはよく分かりませんが、かなり高いと思われますし、
下から見たらどんななのかなぁ?と知りたかったことで・・・
「銀河の九天より落ちる」感じかな?と(笑)
それはそうとここ付近は工事の真っ最中でして、
滝から管を引いて水を取ってありました。
それでまた喉を潤してから先に進みます。
二つ目。これはなかなか立派な滝でした。
屋久島のすごいところは、これだけの滝が案内も何もされていないという事で、
昨日から紹介していますが、それだけ滝が多いということでしょう。
雨の関係にて、水量の多寡の差が激しいのかもしれませんが・・・
もう一つ、岩盤の上をきれいに流れる滝もあって、そちらも良かったのですが、
写真が上手いこと撮れていなかったのでそちらは割愛します。
それはそうと、私が写真撮っていても、あまり多くはないとはいえ、
通り過ぎる車、全部素通りなのです。場所柄、観光客も多いと思うのですが、
この滝を見ても何とも思わないのかな?
それともやっぱり車の中からだと何も感じないのかな?と思った事でした。

道を下って里に戻ります。
この道の工事をしている様子は、はるか下の宮之浦集落からも見えるのですが、
どう見ても環境破壊してる感じなのです。
道が良くなって、アクセスしやすくなることはありがたいのですが、
こういうのを見ると、ちょっと微妙でもあります。
さて、次はやっぱり「滝」に行こうかと思って、
以前、屋久島に来た時に行ったことあるのですが、
「千尋(せんぴろ)の滝」に行ってみることにしました。
ナビに案内させてみたのですが、すると「紀元杉」方面に上る道を指示しています。
島内を周回する県道からの入口では「紀元杉」や「ヤクスギランド」はじめ、
色々こちらへ行ってあと何キロ、と表示があったのですが、
「千尋の滝」はなく、ちょっと疑問に思いながらも、
「千尋の滝」と「屋久杉自然館」は親と一緒にきた記憶がありましたし、
「屋久杉自然館」もこちらの方向、だとすると間違いないな、と思って行ってみました。
途中、三叉路をヤクスギランドとは別の方向へ行ったのですが・・・
千尋の滝というのは、一般に知られた物のほかに、もう一つあるのか、
ダムの先の、登山道の入り口と言うところで道は行き止まりになり、
滝は見えませんでした(^^;)
まぁ、ここの登山道もトロッコの基地というか線路があり、
ここから登ると、ウィルソン株だとか縄文杉だとか見られるということでしたけど。
それと、屋久島にもダムがあるんだなぁ、と。
ちょっと古いダムらしく、案内も何もなかったのですが、
砂防目的か、貯水のためか分かりませんが、
水が貯まりすぎて排水をしているところのようでした。

で、まぁ見られなかったものはしょうがないので、道をもう一回戻ります。
道もだいぶ乾いてきていて、普通に走ることが出来ました。
途中で、昨日いけなかった「世界遺産センター」に寄ってみたのですが、
ちょっと展示があるだけで、あまり大したことはなし。
「餌あげない宣言」という、猿や鹿の写真が入ったステッカーが一枚100円で売っていたので、
買おうかな?とも思ったのですが、既に張るところがないし、いいかと思ってパスしました。
それからまた島内周回道路に乗り、千尋の滝まで。
さっきも書きましたが、以前屋久島に来たときにもここは来た記憶があり、
そのときも思ったのですが、ここは滝がちょっと遠いと言う事もあるのですが、
何よりその周りの岩盤がすごいと言う感じです。
千尋の滝と、そのズーム
それとここに来る途中、チャリダーが二人、一生懸命坂道を登っていました。
そういう時期なのかも知れませんが、ちょっと旅人を多く見かけるようになりました。
それからは、この千尋の滝の下流と言うことになるのでしょうか?
トローキの滝、と言うところへも行ってみました。
案内標識は来る途中に発見していた物の、「←この先」とだけ書いてあり、
脇道でもあるのかな?と思っていたらなかったので・・・
もう一回行ってみると、どうやら森の中の遊歩道に入らないといけない、ということらしく、
駐車場があるわけでもなく、ちょっと路側帯が広いだけなのですが、
まぁそこはバイクの利点ですので、脇に停めて歩いていきました。
あまり、近くから見ることは出来なかったんですが・・・トローキの滝
遊歩道の入口にあった説明によると、普段は静かなのですが、
雨の後とかは音がとどろくことから、轟の滝、トローキの滝、と言うんだそうです。
上の赤い橋が島内周遊道路なので、橋の上からも見てみたのですが、こんな感じ
中央の岩のあたりが滝のようで、さすがに上から見るのではよく分かりませんでした。
滝を見終わると、有名な「平内海中温泉」の偵察に行くことに。
波打ち際に温泉があり、干潮のときの前後二時間ぐらいしか入れないんだそうで。
とりあえず場所は分かったものの、波が打ち寄せてきている状態で、
入れるような感じもなし・・・まぁハナから偵察のつもりでタオルも持って来ていなかったんですけどね。
偵察が終わると、今日は歩道歩く機会が多かったのに、
自販機もなくてジュースも飲まなかったし、ちょっと飲みたい気分かな?と。
昨日寄った田中青果が、惣菜もあったしいいかな?と思ったのですが、
日曜日だから惣菜類はなし・・・しょうがないのでチーカマと、
ビールの500缶、チュウーハイの350缶を買って帰途に付いたのでした。
帰り道、風が強くてちょっと怖かったのですが、無事到着。
テントの入口で荷物入れたりしていると、名前を呼ばれて、
他の長期宿泊者の4人は今晩お出かけするとの事でした。
「一人になりますけど」と言うことでしたが、それはいつものことだったし(笑)
テントの中ではもともと一人なわけですし・・・
と言うわけで酒を飲みながらご飯作っていたのですが、
やはり風があるためか、前室ではうまく湯が沸かず・・・
しょうがないのでテントの中でお湯を沸かしていましたが、
そうすると結構熱気を感じるのです。冬の間はこんなことなかったのに、
あったかくなって来たんだなぁ、と言う感じでした。
酒をそれだけ飲んでしまうとさすがに日記は書く気がせず(^^;)
今日はそのまま寝たのでした。

本日の走行距離

145.3km

本日の宿

ライダーハウス「とまり木」(敷地内にテント、四泊目)

本日の家計簿

Mマート朝食614円
白谷雲水峡協力金300円
田中青果酒、肴635円


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