1/17(火)

行程

実家〜霧島神宮〜出水ツル越冬地〜実家

きょうは晴天ながらも、明日以降は天気が悪いと言うことで、
走りに行くことを決めていました。
夜はまた寝られなかったし、徹夜明けなんですけどね。
とりあえず、朝は通勤ラッシュで道が込むので新聞など読みます。
すると、「ごみを拾いながら徒歩で日本縦断中」と言う女性の記事がありました。
おっ、と思って一回読み、もう一回読み直すと「ん?」と思うことも。
『「声援が一番の励み。会ったら声をかけて」とPRした。』とあり、
(今日付けの南日本新聞朝刊より)
まぁ、直接聞いたわけではないので、あくまで旅人にではなく、
この記事に対して、と言うことになりますが・・・
「声援」「PR」とは何ぞや?と。
声援がないと旅が出来なかったり、何かPRしないといけないことでもあるのだろうか?と。
徒歩での旅、と言うのはだいぶ大変だとは思いますけどね。
「県庁で会見」とか、『「世界一きれいな国にする」と書いた旗を背中に掲げ』とかも、
なんか私にはいろいろ無理無縁そうな世界だなぁ、と(笑)
一番すごいと思うのは、この方「会社員」だそうで、
2005/5/3に出発してるそうですから、会社は休職と言うことになるのでしょうか?
理解がある会社でうらやましいです(笑)
ま、同じ旅人、女性の一人旅だと大変なことも多いと思いますが、
頑張ってゴールしてほしいと思います。
こちらに日記もあるそうです。
私はブロードバンド環境ではないので、ほとんど見てませんけど。

そしてぼちぼち出発します。
三日に友達と行くつもりが、キャンセルになったので、
まだ初詣、というものに行っておらず、今日行くかと思って、
最初の目的地は私が鹿児島県内では一番好きな神社、「霧島神宮」です。
錦江湾沿いを走る国道10号線を桜島を見ながら北上。
荷物を何にも積んでませんし、これまでの旅とは違ってVFRが軽くていいです。
狭いところも一部あるのですが、片側2車線のところも多く快走できます。
しかし、途中なんだかすごく眠くなってきて、
こりゃやばい、と思ってコンビニでコーヒーを飲んで眠気覚まし。
「霧島神宮まで行ったら帰るかなぁ」と思っていたのですが、
そのうち眠気も無くなって来たので予定通り走ることにしました。

で、霧島神宮に到着。私がここを好きなのは、
赤い社殿と、参道の緑のコントラストが美しいからです。
それに雨の後で靄とかかかっていれば最高なのですが、
雨の後にて期待していた物の、靄は掛かっていなくて残念でした。
鳥居、参道、奥に社殿の様子
うーん、目で見えるものを、写真で見たら結構違ったりするんですが、
あまりそのコントラスト、と言う物は写真では感じられないですね(^^;)
それと、参道も松島瑞巌寺に比べるとずいぶん短い物だし、
ちょっと自分の脳内で美化されすぎ、の感はあったかな?と。
参道を歩いていくと、こんな感じになり、
社殿そのものは、こんな感じです。
御祭神は天孫ニニギノミコトということで、
由緒があることには変わりないんですけどね。
こちらが、御祭神等を説明した説明板。
私も各地の神社をいろいろ参拝しまして、
もともと神道に関してはともかく、歴史と言う観点から神社に興味はあり、
参拝の作法、手水の使い方もちゃんとしていると思うのですが、
今日は特にかなり派手だと思われるヴァレンティニクジャケット、
通称ロッシジャケットを着ており、服装的には浮いてる気もするし、
私を見る神職の方の目は心なしか冷たいような(^^;)
ま、こちらは安全、防寒を考えてウェアを着ているわけですし、
気にしてもしょうがないと言えばしょうがないんですけどね。

ところでこの霧島の地は、坂本竜馬、おりょう夫妻が
結婚後旅行をしたところとしても有名であり、
それは日本初の新婚旅行だといわれていますが、
それに関連して二人の書き割り人形が境内にありますが、
しょぼい物なので写真はパス。
そこから結構遠いのですが、鹿児島の冬の風物詩と言うことで、
実家にいるうちに行ってみたいと思っていた、
出水のツル越冬地に行くことにします。

国道504号線から、国道328号線を通って出水へ。
田舎ですから車もあまり居らず、快走できましたが、
少し工事中のところが多かったですね。
出水市内に入っていくと、越冬地の案内は各所に出てきました。
標識には渡来地、と書いてあったでしょうか?
そっちの方向へ走っていくと、途中に「クレインパークいずみ」と言うものの案内があり、
入館料が500円超えていたらパスだな、と思ってとりあえず行って見ます。
建物もユニークで、これはおそらく屋根の三角一つ一つが鶴をイメージしているのでしょうが、
入って行って見ると、入館料310円ということで入館。
ちなみに、入口にはツル渡来数の表示がありました。
まぁ、大した数が来ているわけでして、
ナベヅルだったと思いますが、世界中のほぼ全てがここで越冬するのだとか。
ちなみにこちらの展示も、ツル(と一部は野鳥)にスポットライトをあてているだけあり、
世界各地のツル(15種)を剥製とかで見ることが出来、
なかなか興味深かったです。シアターのような物もありましたが、
そちらは別料金と言うことで見ませんでしたけど。

それから、越冬地へと移動。
田んぼの真ん中にあり、道は農道にて少し分かりにくいのですが、
近くに観察センターと言う建物があるのでそれを目標にして走ります。
ちなみに、当然ですが?ここは初めてではありません。
2,3年前の一月下旬に来たことがあって、その時はツルより鴨が多い気がしたのですが、
今回はちゃんとツルがたくさんいました。

出水のツルの様子

前回行ったときとは違い、ツルがたくさん見られて良かったです。
時期時間のタイミング等も関係あるかと思いますが、
結構飛んでいるし、よく鳴いているし。
動物を見に行ったら、その動物がただダラダラしてるだけ〜、なんてのも良くありますが、
それとは大違いでした。ちなみに「残したい日本の音風景100選」とかでもあるそうで。
ツルは、撒かれた餌を食べている午前中と、
出かけたツルが帰ってくる夕方が数が一番多く見られるそうで、
私が見に来たのは、ちょうどそのツルが帰ってきてる最中だったのかもしれません。

それと、さっき12,500羽と言う表示がありましたけれども、
最近で言うと、1947年の記録は275羽、だったそうでして。
それが現在はこんな数になっている、と。
それには現地の方の人工ねぐらの整備や給餌といった活動があるわけで、
敬意を表したいと思います。
また逆に、ここにたくさん集まりすぎていて、
いざ病気がはやった場合に種の全滅となる可能性もあるそうで、
分散化の試みもされているそうで。
そうすると、観光資源がなくなったりするんじゃないかなぁ?と思ったりもしますが、
まぁ全滅よりははるかにマシであることは確かですね。

さて、昼ごはんを食べていないと言うこともあり、
ここで何か軽食でも、と思っていたのですが、
お店はないことは無いのですが営業はしていないようで、
まぁ実家に戻れば無料の(^^;)晩御飯があるわけですし、
無駄金使うことも無いかと思って、我慢することにします。
途中、日本一大きな鈴がある神社があるとのことで寄って見ました。
こちらがその鈴で、境内へ入る門の上に設置されていました。
別にこの神社が何か特別に「鈴」に関連があるわけではないようで、
まぁただ話題づくりに作ってみました、という感じでしょうか?
こちらはその境内の様子。
なんだか雑然としているところで、
右手の鈴は宝物殿(ちなみに中に「日本一小さい鈴」の展示があります)、
それから神馬、干支の犬、本殿入り口挟んで、亀、ツル、の像があり、
なんだか節操ないなぁ、と。お金は一杯あるんでしょうけど。
ちなみに入口近くには「本殿修復工事ご協賛へのお願い」みたいな看板があり、
その工事の予算が3,500万円ということで、
家一軒の建築費用を考えればそんなものかと思いますが、
では逆にこの「大鈴」にはどれだけ費用が掛かったのか?と興味深くもありました。

それからは、国道328、267号線を通り、入来峠を越えて、
国道3号線から鹿児島市内へ。
ちょうど仕事帰りの父親と家に帰り着くのが同じタイミングになり、
「どこか行ったのか?」と聞かれて少し話をします。
「島に行けば?」と言われましたが。
私の父親も、大学時代はワンダーフォーゲル部とかで、
チャリで京都まで行ったとか、ビザが必要な時代の沖縄に行ったとか、
そういう経験があるらしいですが。
もちろん私もいけるならば行ってみたいと言う思いもあり、
特に波照間島(一般人がいける日本最南端)や、与那国島(日本最西端)は、
日本一周を宣言してるからには抑えておきたいポイントですが、
どうも行こう!と言う踏ん切りがつかないのは、
フェリー代ばかりかかって走る場所はちょっとだけ、と
そういう感じになりそうなのが微妙、だからでして。
まぁそこあたりはまたゆっくり考えたいと思いますが、
なんにせよ、今日は久しぶりに走れてよかったです。
久しぶりに旅日記を書いたという感じもありますし(笑)
日曜日の影響で足はまだちょっと張ってる感じはあったんですけどね。

本日の走行距離

239.3km

本日の宿

実家

本日の家計簿

ファミリーマート休憩軽食250円
ENEOS18.7L 142円/L2,655円
いずみクレインパーク入館料310円
自販機BOSS100円
本屋651円


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