最後に

2006/12/31、午後6時24分(VFRの時計による)・・・
実家への帰着を持って、旅を終了することになりました。
沖縄に行っていないとか、中断期間が長いとか、
その他色々ありますが、
個人的には2005/7/20〜2006/12/31まで一連の旅、
日本一周ツーリングだと思っていますから、
日本一周ツーリングの完了と言うことになります。

メジャーリーグのレッドソックスに入団する松坂大輔投手が、
その入団会見において、
「夢と言う言葉は好きではない、
ここに立つ事を目標としてやってきた」旨のこと言ったらしいですが、
彼を私を並べて語ることの失礼さは重々承知の上ながら、
正しく私にとっても、日本一周は夢ではなく目標であり、
そのために用具を少しずつそろえながら、
一週間前後のツーリングを予行演習として重ね、
資金を貯めるために、一年間派遣社員として働くと言うこともしました。
旅と言うものは所詮遊び、道楽であり、
私の旅も物見遊山以外の何物でもなかったのですが、
たとえ遊びであっても、自分の立てた目標を完遂したことは、
高校中退とか、物事を中途半端に終えることの多かった私にとって、
良かったのではないかと思っています。
基本的に旅は(当たり前ですが)楽しいものながら、
病気の再発とか、みほさんにフラレたとか、
その他色々マイナス要因も無かったわけではないので、
完遂した自分にまず感謝。

それからVFR。
当たり前のことですが、私の旅は君なしではありえませんでした。
色々トラブルも発生しましたが、
それは私が君の変調に気づかないゆえ、と言ったものも多く、
また走行不能と言った致命的なものもありませんでした。
旅の間、約45,000km、トータルで77,917km・・・
よく頑張ってくれました。ありがとう。
これから10万kmを当面の目標として、
またいろんな所へ行きましょう。
今後ともよろしく。

その次はみほさんへ。
結果的にはフラレてしまいましたが、
そもそも私が資金を貯められたのも、
あなたと同棲生活を始めて、
家賃をはじめとする生活費を節約できた事が大きく、
その他色々、本当に感謝しています。
フラレて良かったとは言えないけれども、
フラレて気づいたこと、学んだことは色々あったと思います。
私があなたに出来ることは、もう幸せを祈ることくらいです。
本当に、幸せをお祈りしております。

次に、窓ゆきさん夫妻、紅葉さん、
地元の友人、いわゆる旧知の友人たちへ。
旅の間は色々心配おかけしました。
窓ゆきさん夫妻、紅葉さんはもともと遠方の友人で、
旅でなければ会えない、ということはないにせよ、
旅に出たことによって会いやすくなったことは事実、
また会うことも旅の目的の一つだったわけですから、
何度かお会いできて良かったし、
窓ゆきさん宅には延々とお世話になりました。
今後、私もどこに住むか分かりませんけれども、
引き続きよろしくお願いします。

そして、旅の間に出あった人たち、
声を掛けてくれた人たち、日記を読んでくれた方々、
広義に言えば、道路、キャンプ場、道の駅、観光施設、
その他様々なものを整備管理してくださった方々へ。
おかげさまで、私の旅も彩り豊かなものになりました。
私もあまり・・・と言うか全然人付き合いがよくないので、
一部、不快な思いをさせてしまったこともあったかと思いますが、
(特に、2005年の後期・・・)
それは個人的に、少しずつ改善してきたつもりです。
中には顔を知らない人も居ますし、
もう会えない人もいるでしょうが、
人との出会いは今後一生続くもの。
「一期一会」と言う言葉を胸に、
今後も出会いは大切にしていきたいと思います。

最後に、月並みですが両親へ。
円満な親子関係とはいえませんが、
私の旅が、親の健康、経済的余裕により、
好き勝手できるから、と言う前提で成り立っているのも事実です。
面と向かって言うことはないと思いますけど、
ありがとう。


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