3/5(日)

行程

実家〜蒲生の大楠〜鹿児島ライダーハウス垂水

昨晩調べ物をしたのは、内之浦宇宙観測所の見学可能時間。
JAXAのホームページによると、付設の資料館は年末年始以外に特に決まった休館日はないようで、
おそらく開いているという事で出発決定していました。
それと、宿泊箇所は垂水のライダーハウス。
垂水と言うのは実家からそう遠くないし、
普通に走れば2時間もかからないで到着すると思うのですが、
せっかく地元にそういう施設があるということで、
どういう雰囲気なのか見てみようかと・・・
屋久島の「やどり木」に張り紙があって、「05/03/03」オープンと言うことで、
三日に一周年記念の宴会とかあるかな?と思い、
実家経由せずに本土に帰ってきた日に行くことも考えていたのですが、
人が多いかな?と思ってパスし、今日行くことになりました。

昼は11時起きぐらいで、今日は晴天なのですが、
明日は雨と言うことで少し迷いがあったのですが、行くことに決めて予約のTEL。
「やどり木」にあったポスターをデジカメで接写していたのですが、
連絡先の電話が「携帯電話」なのに対してちょっと「ん?」と思いつつ・・・
「場所分かる?」と言われたのですが、それもだいたいチェックしていました。
荷物はVFRに積んだままだったので、着替えをしてそのまま出発。
しかし、ちょっと緩んできていたかな?と言う感じで、
近くのコンビニによって締めなおしてから再出発。
最初の目的地は、これまで散々言ってきた(笑)「蒲生の大楠」です。
以前書いたとおり、私はこの蒲生町に幼年期住んでいたことがあるのですが、
今日距離を見ながら走ってみると、実家からそんなにないのだな、と。
で、見知った道を走って到着。目指す大楠は、「蒲生八幡神社」の境内にあります。
VFRを境内脇の駐車場に停めて、写真を撮るべくデジカメ持って歩いていきます。
で、デジカメ起動するわけですが、レンズが出た状態で電源が落ちる・・・
普通なら、電源が落ちた状態でレンズも収納されるのですがされないし・・・
あれ?壊れたか?とビビリながらも、VFRに戻って電池を入れ替えてみると、普通に動作したのでホッ。

ところで私がここに来たのは、離島にあって更にトレッキングを長時間しなければ見られない縄文杉に対し、
それより本土の車ですぐ行けるところにある蒲生の大楠の方がマイナーなのかなぁ?という感じもあり、
せめてここを見てる人だけでもその存在を知ってほしいなぁと言うのもあったのですが、
日曜日と言うこともあってか、境内には人がそこそこいたのでちょっとビックリ。
根元付近には根が傷まないようにかデッキが設けられているのですが、
そこで老年の方三人組のグループと一緒になり、ひとりは東京の方らしいのですが、
「茶碗蒸しの唄」の作詞者がどうのこうのという話をしていました。
「茶碗蒸しの唄」と言うのは、鹿児島の民謡なのですが(大抵の鹿児島人は知ってると思います)
作詞者の話など聞いたこともなく、それがまた最近(100年という視点で)作詞されたと言う話の流れだったので、
うさんくさ〜、と思っていたのですが、ちょっとリサーチしてみるとそういう説もあるようです。
もっとも歌詞も一番は確定している物の、その他バリエーションも多いようで、
その筋も疑って見るべきかな?と。
話がずれましたが、日本一の巨木、「蒲生の大楠」と、その説明板
怪鳥が降り立ったよう、と言うのは言いえて妙だなぁ、と思いながら・・・
人も写っていた方が大きさが分かりやすいかな?と思って、
タイミングを見計らって撮影。ちなみに根元の周囲に柵と盛り土がありますが、
私が子供の頃はそんなものはなく、つまり根回りは本当はもっと巨大です。
蒲生町のサイトでチェックしてみると、昭和58年に盛り土したとありますので、
それならば私の年齢(=蒲生町に在住していた時期)とも合致しますし、
私の父親がその盛り土事業に参加していた記憶もありますので、昭和58年以前はなかったと言うことかな。
台風13号だったか大きな台風が来て、神社の裏山の杉の巨木が何本も倒れたのですが、
おそらく、その台風が保護活動の直接のきっかけになったのはほぼ間違いないと思います。
ちなみに日本一と認定されたのは、昭和63年の環境庁の調査によってですから、
その時は盛り土があったということになり、それはちょっと残念ですね。
それと、この大楠で面白いのは、「木の幹にドアが付いている」と言うことでしょうか。
もちろんこれも私が子供の頃はなかったもので、実際に私は幹の中の空洞に入ったことがあります(^^;)
上を見上げると天窓のように穴が開いており暗くはないのですが、
中に入ると入ってきたところが狭くなってきて閉じてしまい、
出られなくなるという都市伝説のようなものもあり、子供心に怖かった物です(笑)
ちょっと境内の散策もしてみたのですが、入口にはこれまた大きな木がありました。
これが屋久島だったら、お前も名前が付けられて観光名所になっただろうに、と思うと
もののあわれを感じさせますが、それはそれでいいのかな・・・と。
境内にはそのほかたくさん大きな木があります。
それと隣接する蒲生小学校は、私も在籍したことがある小学校。
立ち入り禁止なので、道路から眺めただけですが、
ここで過ごしていたころは大きく感じた校庭や校舎も、
今見ると手狭さを感じさせ、過ぎ去った時間を感じさせてくれたのでした。

さて、そこからは普通に走って垂水のライダーハウスを目指します。
県道を走って、国道10号線に出てからは錦江湾沿いに走ります。
そういえばツーリングの初日に走って道でもあり、ちょっと感慨深くもあり・・・
途中に黒酢で有名な福山町と言うところを通ります。
近場にて生産施設を訪れたことはないのですが、
広い土地に甕が天日にさらされている風景は有名でしょうか。
それが何かと言うと、普通に道を走っているだけなのに、その香りがしたので・・・
あとから実家に帰ったときに地元ニュースでやっていたのですが、
ちょうど仕込みをする時期とのことです。
で、錦江湾沿いを桜島見ながら走るのですが、これが地元ながらもいい道だなぁ、と。
海の中に火山島が浮かぶ、と言うのはなかなかない風景だと、
1/2の日記にも書いていますけれども、種子島ロケットセンターで貰った、
「未来世紀カゴシマ」という、鹿児島青年会議所が発行した提言書によると、
「桜島・錦江湾世界遺産登録計画」なるものがあるそうで、
いくら私が鹿児島生まれの鹿児島育ちで、鹿児島に愛着も誇りも持っていると言っても、
それはちょっと笑ってしまうのですが(笑)
まぁ、桜島と言うもの・・・火山ですから男性的というイメージがわきますけれども、
どちらかと言えば遠くから眺める分にはその姿かたちは女性的かな?と。
柔和でたおやかな姿をしていると思いました。個人的には、ですけれども・・・
ちなみに、提言書「未来世紀カゴシマ」は、鹿児島青年会議所ホームページでも見られるようです。
興味ある方はぜひどうぞ。
(私が貰ったのはダイジェスト、サイトでは本編がPDF形式で見られるようです)

そして無事「鹿児島ライダーハウス垂水」に到着。
冒頭に、「三日が一周年で人が多そうだからパスした」と書きましたが、
今日も結構人が多いようです。建物外にも人がたむろしていました。
VFRを停めて、ヘルメットを脱いでいるとオーナーさんがやってきて、
「日本一周・・・出たばっかりなの?」とやはり言われたのですが(^^;)
今日も一周年記念の宴会が続いている感じの様で、
「ワンコインで酒飲み放題、食事もホルモンやお好み焼きが準備できる」との事で、
「それでいい?」と言うことでしたが、それはこちらからお願いしたい位の物(笑)
もともと、「酒が際限なく出てくる」と言う風の噂を聞いていたのですが、
多量の一升瓶が棚に並べられてあったり、発泡酒がポリバケツに冷やしてあったりで、
あながち噂もうそではないようです(笑)
着いた時間はまだちょっと早かったのですが、掃除をやっていたようで、
私もそれをちょっとお手伝い。合間にオーナー(ここではリーダーというようです)から、
ごみの捨てる場所とかの説明を聞きます。
リーダーいわく、垂水市の市長さんが缶ビールのケースを二箱差し入れてくれたりして、
私は、本当に市長なのならそんなことやっていいのかかなり疑問に思ったのですが・・・
そのうち掃除はひと段落したようで、皆さんは近場の温泉へと。
私はリーダーに呼ばれて、近場の地図を貰って説明を受けたり話を聞いたり。
歩いていける範囲内に温泉が三軒あるそうで、
リーダーは「全部源泉掛け流しです!」と強調してましたが、
鹿児島は銭湯などなく、共同湯は(おそらく)全部温泉と言う土地ですから、
循環させる機械を導入するコストと、源泉掛け流しを比較した場合に、
循環機を導入するコストの方が高くつくからそうなったんであって、
こだわってそうしてるわけじゃないのでは?と思ったのですが、
やっぱり、温泉が珍しい土地から来る人もいるでしょうから、
そういう人たちには、「源泉掛け流し」はありがたいものなのかな?と(^^;)
リーダーは京都の出身だそうで、屋久島の「やどり木」といい(話によるとこちらのオーナーは神戸出身)、
鹿児島人がやらないで、他所から来ている人が旅人の宿をやっているのは残念なのですが、
リーダーには、離島に行く旅人が台風が来て船が欠航したときの避難場所を作りたいという思いもあったそうで、
やっぱりそこあたりは、いろいろな土地を見て周ってこないと身につかない視点だよな、と。
そのほか、旅人のマナーについての話もありましたが、
それは私としては言われるまでもないことでした。

それからはマンガとか読んでゴロゴロしつつ、
夕方になると、リーダー夫妻は別のところに住んでるそうでいなかったのですが、
みんなで勝手に宴会を開始(笑)発泡酒はレギュラー、市長が持ってきたビールはハイオクということで、
(ちなみにビールは、アサヒスーパードライ)
私は人生通じて発泡酒など買ったことはなく(父親の買い置きは発泡酒だから時々飲んでますけどf^^;)
買うときは全てビールですが、「久しぶりに飲む」という人もおり、
そっちから先に出て行ったようでした(笑)人数は・・・15人くらいはいたのかな?
二組に分かれてホットプレートを囲むような感じなり、
いろんな種類のホルモンを焼いて食っていました。
そのうちリーダー夫妻もやってきて、リーダーはお好み焼きを焼いていました。
私は飲み放題ということもあり(^^;)350缶のスーパードライを5缶ぐらい飲んでいたのですが、
奥さんに「新しい人、飲んでる?」といわれる・・・(^^;)
で、そういうことをいうと、「なんか平然と飲んでるから」との事でした。
そのうちおなかも一杯になったので、今度は日本酒とか飲みつつ、
(一升瓶なのですが、わざわざ瓶に「日本酒です」と付箋が張ってあり(笑))
漫画を読んでいました。
ここは布団も貸してくれるのですが、それは別料金なので、
今日は畳の部屋に寝袋で寝ます。
六畳くらいの部屋に三人くらいで寝たのですが、
やっぱり私は、なれない環境というのは苦手のようで、
いびきかいてる人もいたことあって、あまり寝られず・・・
隣のおじさんが、おそらく寝ていると思うのですが、
寝転がってテレビ見るときみたいに、肘杖突いて寝ており、
それが非常灯の明かりに浮かび上がって、ちょっと怖かったです(笑)

本日の走行距離

79km

本日の宿

鹿児島ライダーハウス垂水

本日の家計簿

エブリワンコーラ100円
鹿児島ライダーハウス垂水宿泊料1,000円
鹿児島ライダーハウス垂水宴会料500円


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