11/21(火) 

通算304日目

行程

小浜キャンプ場〜四国カルスト〜小浜キャンプ場

天気

晴れ時々うす曇


夜半の1時過ぎに頭痛で目が覚めたなどと言うことがあったものの、
念のためそばに用意してあった頭痛薬を飲んで寝たら朝は完治。
起きたのは8時過ぎでした。
昨日が夜7時に寝ているので、延べで言うと13時間睡眠・・・
ま、昨日の睡眠時間が4時間だったので、
足して割ればちょうどいいくらいな訳ですけど、
やっぱりここは平面が出ていないので体がだるい・・・
うーん・・・と思いつつも、まぁとりあえず連泊です。
テントを抜け出して周囲を見渡すと、
昨日は暗くて気づかなかったのですが、
一応、すみのほうに水場とコンクリートブロックで作ったかまどがあるようです。
壊れた電灯がついている電柱もあり、
そこについていた箱の中にはコンセントが見られましたが、
電灯が壊れていると言うことは通電してないかもな・・・と。
周囲にテント張れそうな場所でもありませんし、
ここのコンセントはとりあえずスルー。
洗面歯磨きを済ませた後、昨日買って来た物で朝ごはん。
その後、画像の取り込みなどでパソコンを起動したのですが、
バッテリの残量は6%しかありませんでした・・・
ま、自分のミスな訳ですけど、昨日は日記書きたくても書けなかったな、と。
アルコール買ってきていて正解だったかもしれません(笑)
デジカメ画像とナビの軌跡データを取り込んでから出発します。
今日の目的地は、日本三大カルストの最後を飾る四国カルストです。

とりあえず、ここを拠点に目的とする場所は三ヶ所あるのですが、
一番晴れていた日に行ったほうが良さそうなのが四国カルスト。
今日は晴れ、明日は曇り、明後日は雨と言うことで、
今日に四国カルストに行くことになっていました。
しかし、天気はそこまで良くもない・・・
完全に曇りではないのですが、薄い雲がかかっており、
青空は見えないような状況でした。
その空の下、国道33号線を西へ走ります。
二桁国道だけあって、片側一車線ながらも整備され、
同時に交通量もそこそこの道。
しかし、この道の最大の見所は・・・
仁淀川沿いを走る道なのですが、
川沿いの断崖にへばりつくように建つ家々でしょう・・・
山崩れなど起こったら集落丸ごと全滅、と言うような地形で、
地盤のゆるい鹿児島出身の私としては、
とても考えられない家の建ち方です。
しかし、やはりこちらの地盤はしっかりしてるのかな?と・・・
岩の国を感じさせる風景と言えばそうなのかもしれません。

道は途中で国道439号線へとスイッチします。
久々の?よさく街道・・・
途中までは快走路だったのですが、
やはり途中からは狭い道になりました。
矢筈トンネル、と言うトンネルかな?
一応、一直線で向こう側が見えるのですが、
途中に明かりがまったくない長めのトンネルを通ります。
トンネルまではおおよそ上りで、トンネルからは下っていく感じ。
トンネルを抜けてしばらく走ると、
県道48号線、四国カルスト公園線との分岐があり、
そちらのほうへと入って行きます。
国道が狭いので当たり前ですがこの道も狭い道。
ところどころの紅葉と岩肌の露出を見ながら走ります。
途中から、ずっと上のほうに何か白いものが見える・・・
もしかして雪?と・・・高度が1400mくらいあるそうですので、
ちょっと心配していたのですが・・・
雪だとしたら個人的にシーズン初雪だなぁ、と思いつつ・・・
あとから考えてみれば、おそらくカルストの白い岩岩を見誤ったのだと思います。
途中に、四万十川源流水なんてものがあったので、
喉を潤すついでに久しぶりにボトルに補充。
四万十川源流水
源流を名乗ってるところも多くあるようです(笑)
そしてまた走っていくと、四国カルストの東端、
天狗高原に到着しました。

四国カルストは天狗高原を東端とし、
五段高原、姫鶴平と広がり、地芳峠まで・・・なのかな?
カルストは姫鶴平までかもしれませんが、
とりあえず、写真は撮らずに地芳峠まで走ってみました。
辺りはカルストと草原が広がる景色。
地芳峠に下りたところには、
この下にトンネルを作っていますと言う看板が立ち、
その看板を見てから引き返します。
トンネルは国道440号のものだと思うのですが、
現在45分かかるところが11分に短縮されるんだそうです。
引き返したらとりあえず、姫鶴平で写真撮影。

姫鶴平

カルストと言うより、山々の景色と言った感じですが・・・(^_^;)
一応、撮ったのは北側。景色がよければ石鎚山も見えるそうですが・・・
と言うか見えてるかもしれませんが分かりません(^_^;)
駐車場には、多摩ナンバーのアメリカンライダーがいまして、
車の女性とマップル見ながら一生懸命話してる・・・
人の旅ブログで、バイクの彼と車の彼女で一周してるカップル、
と言う話を見たような気がしますが・・・
その人たちって可能性もなきにしもあらず、ですね。
それはそうと、ちょうどお昼時だったので、
すぐそばにある「姫鶴荘」と言うところで昼食。
肉うどんを注文したのですが、
値段の割には肉が少なかったと思います・・・
そこそこ美味しかったですけどね。
ついでにレシートを見て知ったのですが、
「姫鶴」は「めづる」と読むんだそうです。
ついでにトイレも利用させて貰いまして。
外観は普通のトイレ(別棟)だったのですが、
中はウォシュレットだったりしてちょっとビックリ。
やっぱウォシュレットはいいです(笑)
食べ終わって出たら、カップルはいなくなっていました。
四国カルストを写真撮りながら東へ進みます。
どこ辺りで撮った、と言うのはあまりはっきり分からないのですが(^_^;)
五段高原で撮ったということにしておきましょう・・・(^_^;)
五段高原の名の由来は、かつて道が五ヶ所険しいところがあったから、
と説明板で見たような気がします。

五段高原

これも北側の景色ですね。
道路に鉄条網が見えますが、付近は牛が放牧されており、
今日はそんなに数見なかったのですが、
それが車道に出ないように、と言うものだと思います。
撮り終わったら再び東へと進み、天狗高原まで来ました。
最初来たときも、眼下に見える山の景色がいいなぁ、と思ったもので・・・
カルストの写真ではないのですが、再び写真撮影。

天狗高原より

ところで最近、日記もまぁ真面目に書いてるし、
ハガキも送れたし、個人的には充実しているのですが、
一つだけ不満なところと言えば、距離を走れてないと言うこと・・・
しばらく一日150km以下の走行距離が続き、
昨日やっと150kmを越えたくらい。
もちろんただ走ればいいというものではないし、
やろうと思えば一日300,400kmは問題なく走れるのですが、
やっぱりこうも短い走行距離が続くと、
たまには長めの距離を走りたくなると言うもので。
今日はそういうつもりでした。
天狗高原から南に伸びる林道は、
マップルでオススメの道になっていたので、
とりあえず往復してみます。
なるほど、確かにオススメの道だけあって、
道は整備された片側一車線で快走できました。
ところどころ、落ち葉が溜まってるのは怖かったですけどね(^_^;)
ちょうどいいくらいの距離を走ると、
国道197号線へと下りてきます。
ちょっとガソリンの残量が微妙だったので、
付近を捜してみるとすぐENEOSのスタンドがあったので給油。
感じのいいおにいちゃんのお店でした。
ちなみにハイオク144円/L。
高知はガソリンが安いのか、海辺では132円/Lくらいだったのですが、
まぁ、山の中だからこのくらいかな、と。
それからまた林道を北上して四国カルストを目指します。
途中の景色から・・・
山々の紅葉
四国カルスト遠望
ホントはカルストの白い岩が見えたのですが・・・
写真じゃ分からないでしょうかね(^_^;)
途中で脇道にそれると、「ハート型の穴から水が流れ出る」とか言う、
「長沢の滝」なるものがあるということで見学にいきます。
こちらはちゃんと舗装されてるのですが、完全に林道。
しかしおおよそ明るい区間が多くて、
そんな滅入った気分にはなりません。
途中から公園のように整備されてる場所が出てきて、
そろそろかな?と思っていたら滝を知らせる看板を発見。
しかし駐車場はなく、少し路側帯が広くなってるくらいでした。

長沢の滝

一応、穴はしっかり穴だったようで・・・
流れ出る高さが違うことも併せて、なかなか不思議な滝であることは確か。
ハート型と言うのはそんなにアピールされてないのか、
それとも場所がよくないのか・・・
ありがちな恋愛成就の祈願所とかにはなって無いようで静かな所でした。
なぜか、私のほかには作業服姿の老夫婦が二組・・・
きのこでも採れるのでしょうか?
来た道を戻って再び四国カルストを目指します。
だいたいすぐ下辺りに来たかな?と言うところで、
四国カルストがよく見えたので写真撮影。

四国カルスト遠望

それから再び道を登って四国カルストへと。
天狗高原の入口には学習館なるものがあるのですが、
休館日なのか季節的なものか、やってなさそうな感じ。
ついでに付近にはちょっとした広場があるのですが、
スキー場でもやるのかな?と・・・
リフトの準備?と言う作業をしていました。
すぐ暗いトンネルがあるのですが、そこを抜けて五段高原へ。
四国カルスト最後の写真を撮ったのでした。

四国カルスト

これは大作で(笑)ほぼ360度の写真です。
最後辺り、ズレが大きいですけど(^_^;)
それはまた、旅が終わったら修正すると言うことで・・・
晴れていたら太平洋まで見えるらしいのですが、
それは見えなかったかな?と・・・
ついでに360度景色が開けている、と言うところもなかったかな?と。
道路の右側か左側、どちらかは景色が開けているのですが、
どちらかは開けない、と言うところが多かったような気がしますね。
さて、とりあえず日本三大カルストをコンプリートしたわけですが、
個人的には、平尾台>四国カルスト>秋吉台、かなぁ?
先日会ったアカヌマさん、私は四国カルストを、
アカヌマさんは平尾台を見てない状態で、
それぞれ秋吉台より私は平尾台を、アカヌマさんは四国カルストを、
それぞれよかったと言い合ったものですが(笑)
また機会があれば、アカヌマさんに平尾台の感想を聞いて見たいものだと思います。

それからまた地芳峠の方へ下っていくのですが、
大きく手を振るカップルあり。
これがライダーだったらいつものサインという事で通り過ぎる所ですが、
向うもさすがに景色がいいからって振ってるわけでもないでしょうし(^_^;)
ストップしてみると、何でも鍵を車内に閉じ込めてしまい、
携帯も車内にあるとのことで連絡も出来ないとのこと・・・
とりあえずそこは坂だったので、
Uターンしてきて、路側帯にVFRを停めます。
ゴスロリファッション、であってるのでしょうかね、
そういうカップルだったのですが・・・(^_^;)
とりあえず「携帯使ってください」と貸しまして、
JAFには入っていない、ディーラーの番号も携帯の中、と言うことで、
番号案内にディーラーの番号を聞いて掛けていたようでした。
そこのレスキューには加入してるとのことだったのですが、
ディーラーにはJAFに連絡しろとか言われたらしい(^_^;)
それでJAFに電話をして、来て貰える事になったようですが、
当たり前と言えば当たり前、時間がかかるとのこと。
天狗高原の天狗荘で待っててください、と言われたらしく、
礼を言ってから二人でとぼとぼ歩いて行ってました。
標高高いのに、寒そうな格好で大丈夫だったんでしょうかね・・・
正直なこと言えば、私がメット被ったりグローブはめたりする間から歩き出してるので・・・
「私が君ら見送ってどうすんの?君らが私を見送るのが筋じゃないの?」とは思いました(笑)
少なくとも、私ならそうすると思いますがね・・・
ま・・・情けは人のためならずとも言いますし、
携帯貸しただけなので、そんな大した事じゃないのですけどね(^_^;)

地芳峠に下りてからは国道440号を南下します。
これがマップルには「これでも国道!!狭く高度差も大」とか書かれた道なのですが、
そこまで言うこともないような・・・?
峠からは下りだったかと思いますが、
ナビのログデータで見ると、
険しいところでもトータルで40km/hぐらいで走れてるようですし、
狭くて険しかったことは事実だと思いますが、
「これでも国道!!」と言うのは少しオーバーかな?と思います。
ま・・・私も酷道マニアとまでは言わないまでも、
狭い道も(舗装されてれば)そこそこ走破してきたと思うので、
そんな私の言うことはあまり参考にならないかもですが(^_^;)

国道440号の狭くて険しい区間はそれ程長くは続かず、
トンネル工事のための迂回路などもありましたが、
最後辺りは集落を抜けて国道197号線へ。
ここ辺りは維新の道とか言うらしいですが・・・
坂本龍馬の脱藩関連でしょうかね?
よく分かりませんが、とりあえず快走。
途中で千枚田の案内が出てきたので、脇道を少し登って見学。
千枚田
同説明板
逆光であまりいい写真ではありませんが、
司馬遼太郎・・・そこまで言う?と言う感じではあります(^_^;)
万里の長城は確か世界遺産・・・
棚田で世界遺産に指定されてるところもフィリピンにあるそうですから、
ここが世界遺産に指定されていない以上、
万里の長城より、なんてこといえないと思いますが・・・
司馬遼太郎はそんな物言いをする人なのでしょうか?
とりあえず、その前後の言葉を知らないと判断しかねますね。

途中からは国道439号線に入り、こちらも快走路でした。
しかし、県道48号線に入るまでは狭い道だったわけで、
実際に、その分岐からちょうど狭い道になりました。
そしてトンネルを抜け、しばらく走り、
来た道をトレースするのはイヤですので、
県道18号・・・こちらも狭道っぽかったですが、
キャンプ場の近くに出られるようなので、こちらを進みます。
狭道っぽかったというか、入口からして狭かったのですが(^_^;)
しばらく走ると集落が現れまして・・・
国道439号線を走ったときにもビックリしましたが、
狭い道の両脇に家々がひしめき合っています。
ついでに段々畑も見えまして、なかなかの景色・・・
先ほどの千枚田より個人的には面白かったです。
段々家・・・と言う感じですし(^_^;)

県道18号線沿いの段々畑と家々

これは写真がずれてるどころか、傾いてる感もありますね(^_^;)
だいたいこんな感じとイメージはつかめて貰えると思うのですけども。
それからまた先へ進んでいくと、今度は真正面に段々畑。
段々畑
ここではお茶を植えているのかな?と言う感じでした。
写真を撮り終わったら再び先へ進むのですが、
カーブを曲がったところで工事中・・・側溝工事中のようで、
側溝のブロックをトラックから降ろす作業をしており、
トラックが道路を占拠してます・・・(-_-;)
全面通行止めと言う看板はなかったし、
「通せ!」と言えば多分向うはどいたかと思いますが、
まぁ、そこまでする必要はないかと・・・
工事のおっちゃんによれば一旦国道に戻れば迂回も出来るとのことでしたが、
そんなわざわざ探してまで狭い道通りたい訳でもないので(^_^;)
素直に来た道、国道439号線から国道33号線で帰る事にしたのでした。
そういうわけで走って行くと、再び段々畑が美しいところあり。

国道439号線の段々畑

そういう風に景色を見ながら走って行くのですが、
途中の集落には万国旗を頭上にめぐらした通りがありまして・・・
「年末大売出し」だそうですが、店もそんなあるわけでもないし・・・(^_^;)
ちょっと趣味が悪いと言えば悪いと思います(^_^;)
国道33号線を走り、キャンプ場が近くなったところで、
うどんのスープがなくなっていたので、スーパーを探しながら走ります。
すると、Aコープがあったので立ち寄ります。
うどんのスープもちゃんとあったのですが、
それだけってのもなんだか・・・と言うことで、
やはりうどんに入れるためのトロロ昆布と、
明日の朝食用に黄桃の缶詰を購入。
レジのオバハン、「いらっしゃいませ」の挨拶がない・・・
やっぱ田舎で殿様商売してるからか・・・
それともAコープってそんな感じなんでしょうかね?
それとトロロ昆布・・・うどんに入れてもおかしくないと思うのですが、
(というか、袋の裏に用途として書いてあります)
長野生まれ育ちの前カノは「そんなことしない」と言い張った・・・
東の国はそうなのかなぁ?と疑問に思ったことがあります。
うどんに入れなければ、他に用途ないと思うのですが・・・
何か他の事で使うのでしょうかね?

そしてキャンプ場に戻ってからはご飯を作ります。
それ程寒くないので、入口全開、前室で調理しますが、
もう暗い中、星がきれいに見えました。
しかし、冬の星座は分からない・・・(^_^;)
夏だったらオリオン座ぐらいは分かるのですが(笑)
四国では、絶対に見に行こう!と決めているプラネタリウムがあるので、
またそのとき勉強したいと思いますが、
星を延々と眺めてる余裕はなく(^_^;)
食べ終わったらさっさとテントに籠って日記書き。
ここはエッジが通じないので書いてもupできないわけですが、
高知市街に行ったときにマックでBBモバイルだな・・・と。
とりあえず昨日書かなかったせいで一日遅れてるわけで、
何とか頑張りたかったのですが、
二十日の分を書き終わったのがちょうど0時ごろ、
バッテリもそこ辺りで切れそうだったので寝ることにしました。
ところでこのキャンプ場・・・
川を挟んで国道があるため、あまり静かでもない・・・
さすがに夜が更けてくると交通量もそんな多くありませんが、
やっぱりあんまりいいところじゃないですね(^_^;)

本日の走行距離

217.8km

本日の宿

小浜キャンプ場(二泊目)
エッジの通信状況:×

本日の家計簿

姫鶴荘肉うどん680円
ENEOS16.38L 144円/L2,358円
Aコープ食料502円

本日のトイレ

回数下血の量
一回目(昼、姫鶴荘)

本日の摂取物

テント内チョコレートパン、
目玉焼き、コーヒー
休憩時折々四万十川源流水
姫鶴荘肉うどん
テント内天玉うどんトロロ昆布入り
レトルトカレー+米
クリームパン

(こちらは、潰瘍性大腸炎がらみの記録です)


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