10/06(木) 

日本縦断ツーリング59日目



(ボランティア期間26日)

行程

道の駅童謡の郷おおとね〜埼玉古墳群〜足利学校〜平忠度の墓〜道の駅上州おにし

ルート

正規版のページ

注)ルートはGARMIN GPSmap 60CSにて記録したものを、
ルートラボにて表示しています。
貼り付けているものは簡易版でルートをなぞるだけですが、
正式版では、地図を空撮写真に変更できるほか、
速度、時間、標高等のデータを見ることができます。

リンク先がある画像のリンク先は「フォト蔵」です。
元サイズ(基本3344x1872)の画像を見ることができます。

昨晩の宿泊地

道の駅童謡の郷おおとね
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寝たのは昨日と一緒のところで、雨は全く問題なし。
まぁ、問題ないだろうと思ったから来たんですけどね(^_^;)
雨は今日は上がっていくようでしたが、
朝はまだ少し残っていました。写真は近くの栽培されている花。


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今日の最初の目的地は、国宝が出土した稲荷山古墳をはじめとする、
埼玉(さきたま)古墳群。広い敷地に駐車場も整備され、
テントも50張ぐらい張れそうな大きな東屋もあって、
ここで寝ればよかったか!という感じもありました(^_^;)
写真は同じく敷地内にあった「埼玉県名発祥の地」碑。
埼玉県はかつての埼玉郡に由来し、
その埼玉郡は「前玉(さきたま)」ともかつては書いたそうで、
延喜式にも「前玉神社」という名があることから、
その前玉神社が鎮座するこの地に県名発祥の碑を建てる、というようなことでした。

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国宝を展示する、埼玉県立さきたま史跡の博物館。
残念ながら展示品の写真撮影は不可でした。
というわけで、またパンフレット撮影…(笑)

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国宝、武蔵埼玉稲荷山古墳出土品のうち、金錯銘鉄剣。
詳しいことは、ウィキペディアにて。
115字の文字が金象嵌で表され、歴史事実の実年代を定める上で、
大いに役立った貴重な発見ということです。

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同じく、画文帯環状乳神獣鏡。
同じ形の鏡が、ここのほか、群馬県、千葉県、三重県、
福岡県、宮崎県の古墳から見つかっており、
古墳時代半ば過ぎの地方豪族と中央の関係を示すもの。
3世紀から4世紀にかけ、後漢末から晋の時代の中国で作られたと思われるとのこと。

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同じく、竜文透彫帯金具。要するに、ベルトの一部。
剣のことは知っていたし、鏡もまぁありふれていますが、
これは、なかなか見られないものなのではないかとおもいました。

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国宝を見終わったら、古墳群を散策します。
写真は埼玉県内最大だという二子山古墳…
の陰で休む鴨?(笑)

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古墳はあまり大きいと全景が撮れないというか、
もはやただの山にしか見えないこともありますが、
ちょうどいい大きさの将軍山古墳。

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将軍山古墳は、いろいろあって壊れかけていたらしく、
修復作業ついでに、内部に入ることができ、
再現された石室の様子も見ることができます。
その案内看板と、周辺に咲いていたコスモス。

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国宝が出土した稲荷山古墳は登ることができます。
その登り口からの様子ですが…この古墳の前方部分は、
1937年に周辺の沼地の干拓工事の際に埋め立て用の土として取り崩されたという、
今となっては考えられないような過去を持っているので、
登っているのは2003年に修復された部分…微妙ではあります(^_^;)

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古墳の後円部に向かって左側の造りだし部。
祭祀を行った場所ではないかということ。

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国宝が出土した、礫槨(埋葬施設)の復元模型。
別に粘土郭という埋葬施設もあるのですが、こちらは盗掘を受けており、
あまり大したものは出土しなかったようです。

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古墳の上から眺める関東平野。

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おりてきてから、稲荷山古墳。

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近くに丸墓山古墳という、円墳としては日本最大らしい古墳があり、
その古墳にも上ることができます。
頂上からの稲荷山古墳。

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ちなみに丸墓山古墳は、豊臣秀吉の小田原征伐の際、
近くの忍城を攻めた石田光成の本陣にされたそうで、
その忍城は水攻めに遭うのですが(小説、のぼうの城がその話?)、
三成は水攻めのための堤を築き、古墳から延びているこの道もその一部。
ちなみに桜の名所でもあるそうです。

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駐車場の近くに建っていた歌碑。
埼玉古墳の各古墳については、ウィキペディアにそれぞれ記載があります。

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駐車場入り口の近くに面白そうなお店があったので見学。
外にはコスモスの自販機がおいてありました。
やってませんけど…AKBとかあるし、現役のようです。

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店内は土偶の模型などをはじめとするお土産屋なのですが、
店内の撮影はさすがにしなかったので写真はなし(^_^;)
右のポスター…もう期間終了していますが、
私の嗜好と100%合致する特別展(笑)
しかし、国宝土偶3体に囲まれる、
重文の遮光器土偶の心はいかに…?(笑)
しかしまぁ…遮光器土偶がここに載るのは、
それだけこの土偶の価値を表しているからではないかとも思えます。
(唯一、開催の東京国立博物館が所蔵しているから?というのもないではない)
正直、なぜ国宝ではないのか?というのは、
素人の私にとって大きな謎なのですが、ここではあまり関係のないことですね…(^_^;)

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ゼリーフライというのが当地の名物らしいので食べてみました。
右がそれで、左が説明。味は…微妙(^_^;)
特別おいしいものではないです。

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コンクリート造りの天守閣に興味はありませんが、
近くにいるわけなので、忍城を見に行くことにしました。
場所がよく分からなかったのですが…
ナビに「水城公園」とあったので、そこに行くことに。
その水城公園の様子…一応城跡のようですが、
天守は少し離れているようでした。

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公園内の芝生の様子、に見えますが…

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芝生ではなく、池に水草が繁茂しているようです。
流入口と流出口…子供とか、誤って足を踏み入れたりしないかと…
かなり危険ではないかと思われました(^_^;)

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水城公園からVFRで移動するくらいに離れていた忍城(おしじょう)。

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関東平野の様子を見ながら足利学校へと向かいます。
関東平野でも、海から離れて山が近くなってくるあたりで、
その様子はなかなか良かったのですが、
良く見えたのが橋の上(駐車禁止)だったので写真は撮らず(^_^;)
足利学校は駐車場の案内はしっかり出ていましたが、
あまり車も走っていない街なのに(^_^;)
ぐるっと大回りで案内されました。
駐車場の隅には「太平記館」というお土産屋があり、
そこに展示されていた、大河ドラマ「太平記」で、
足利尊氏役の真田広之が着用した卯花褄取大鎧。
このドラマは見ていました。高師直が好きでした(笑)

ちなみに足利学校を世界遺産に!という看板があって驚きましたが、
閑谷学校(岡山県)、弘道館(茨城県)との連携で指定を目指しているようです。
日本人でもその価値を知ってる人がどれだけいるのか…(^_^;)
当然私もよく分からないですし、本当に世界的な視点から見て、
その価値があるかどうか、はなはだ疑問だと思われます。

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駐車場から学校入口までは少し歩きます。
歩道橋から眺められると書いてあったので、そこからの写真。

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戦乱に対応するためか?学校と言えども堀がありました。

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敷地の外側を入り口まで歩くのですが、途中の「裏門」。

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入り口の「入徳門」。

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門のそばにあった孔子像。

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足利学校のシンボル?「学校門」。
足利学校の説明は、ウィキペディアにて。

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学校門から入って、敷地内の様子。

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左手にある足利学校遺蹟図書館
ここは国宝を所蔵しているので、真っ先に入館したのですが、
それらしき展示はありませんでした(^_^;)
司書のお姉さんに聞いてみると、
曝書という、虫害対策を実施しているときに覗くしかないとのことでしたが、
季節限定、平日限定、当日の気候湿度により実施不実施が決まるという、
見るのに難易度の高い国宝のようでした。
中国の書なので、見ても分からないんですけどね…(^_^;)

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字降松(かなふりまつ)。
学生が読めない字に出会ったとき、
紙に書いてこの松にくくりつけておくと、
庠主(しょうしゅ、校長)が見て振り仮名や注釈をつけてくれたので、
いつしかそう呼ばれるようになり、ついには町の人まで教えを受けたということです。

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敷地内に建物はいろいろありましたが、
殆ど現代に新しく建てられたものなので、さほど興味を持てず(^_^;)
写真は孔子廟の大成殿、これは1688年の建築。

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足利学校を出てからは、明日の目的地に近い道の駅へと。
その途中に「平忠度の墓」があるとのことで寄ってみました。
着いた時には、すっかり暗くなってた上に、
国道から細い道をしばらく入ったところで、
ナビなしではたどり着けないようなところでした(^_^;)

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今のカメラのフラッシュは脱着式なので、
いつもは装着していないのですが、
暗すぎてさすがに映らなかったので初のフラッシュ撮影。
平忠度は、平安期の武将、平清盛の異母弟。
名前はただのりと読みますが、薩摩守であることから、
薩摩守はただ乗り、無賃乗車の隠語として使われることがあるようです(笑)
ちなみに、本来の意味の墓ではなく、
彼を討った当地の武将、岡部忠澄が建てた供養塔のようなものらしいです。

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また走っていると、途中にこのようなお店を発見。
バスを利用してるというのと、
「気分しだい」というのが面白くてストップして撮影。
走ってる時は居酒屋かと思ったのですが、
よく見たらラーメン屋だったので、せっかくだし食べていくことにしました。
そこそこ、おいしかったかな?と思います。

目指す道の駅には道を間違いつつも無事着いたのですが、
人が全然いないのはいいとしても、軒下が確保できない…
少し離れたところの川沿いの公園も見に行ったのですが、
途中で、あまりにも人家から離れすぎて不気味だったので(^_^;)
ちゃんと様子も見ずに諦めるような感じでした(^_^;)
まぁ、雨も降りそうになかったし、人も来ない感じがしたので、
コンビニでアルコールを買って、
飲んでからその勢いで普通に寝ました(笑)
ちなみに温泉も少し走ればあったのですが、
うろうろしているうちに面倒になってキャンセル(^_^;)
一応、壁際ではありますが、四方のうち一方のみで屋根もベンチもなし…
星でも見えるかな?と思いましたが、
残念ながらそのようなことはなかったのでした。

走行距離

130.3km

本日の家計簿
セブンイレブン朝食450円
県立さきたま史跡の博物館入館料300円
土産物屋ゼリーフライ2個、コーラ280円
蕎麦屋鴨せいろうどん1050円
出光16.57L 144円/L2386円
足利学校入園料400円
自販機コーラ120円
ラーメン屋チャーシュー麺、餃子1000円
セブンイレブン酒、食料1036円

当日のブログ記事


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