4/20(木)

大腸ファイバー・注腸X線検査


今日は検査の日でした。
昨晩なかなか眠れなくて遅かったのにもかかわらず、
朝はちゃんと起きられました。ちなみに今日は朝から絶食。
ガスチモンの上に、いつものペンタサとビオフェルミンを服用し、
母親に送ってもらって病院まで行きました。

病院に着いて受付を済ませ、消化器科へ行くと、
程なく診察室の奥のほうの部屋に通されました。
大腸ファイバー検査を受ける患者の予備室のような物らしく、
コの字型にソファが並び、テーブルとテレビがあるのは普通なのですが、
テーブルの上には服用するらしい薬やコップが並び、
またそばにはトイレが四つありました。
私と同じタイミングで案内されたおばちゃんと一緒に色々案内を聞きます。
それからソファで薬を飲み始めるのですが、
そこには既におじさん、おばさんがおりまして、
あとからおじいさんも案内されてきたので、
今日同じ検査を受けるのは総勢5名と言うことのようです。
しかし、私以外は皆さん50より上、と言う感じなんですけどね(^^;)
そういう現実を目の当たりにすると、私も「この若い身空で・・・」
と言うほど若くはないにせよ、そういう感じは無きにしも非ず、です。

それはさておき、服用する薬。
前にも書きましたが、前回の検査ではこの薬が強烈にイヤだったのです。
名前は良く覚えていませんが、今回の薬は「マグコロールP」と言うようです。
マグコロールP
コップについで、恐る恐る飲んでみると、これがまずくない!
アクエリアスとかポカリスェットといった、スポーツ飲料のような感じで、普通に飲めるのです。
ということは、前の薬とは違うのでしょう。進歩バンザイ!といった感じ(笑)
本当に良かったです。前回の検査のときはトラウマになりそうなくらい変な薬でしたし(^^;)
ま、何だかんだ言っても正体は「下剤」なんですけどね(^^;)
1.8Lとのことでしたが、これを1時間くらい掛けて服用し、
早い話が下からそのまま出てくるような感じで(^^;)
腸の中をきれいにすると言うことですね。
最初は普通に飲んでいたのですが、喉が乾いているわけでもなく、
普通に飲めると言っても飲みたいわけでもなく・・・
30分で半分くらいは飲めたのですが、そのあとペースが落ちたようで、
結局1時間10分くらい掛けて飲み、最後あたりは意識して飲まねば!という感じでした。
また残り500mlになったら、カメラのフィルムの容器みたいなものに入っていて、
名前は良く分からないのですが乳酸菌飲料を煮詰めたような物を服用。
合間合間にトイレに行って、出る物を出します(^^;)
最後あたりは本当に水がそのまま出てくるといったような感じでした。
暇な時間には、先日の続きで「暗いところで待ち合わせ」を読んでいました。

飲み終わって、出る物がきれいになった状態を看護士さんに確認して貰い、
検査が午後2時からとのことだったのですが、
私と50くらいのおじさん二人を先に検査することになったようで、
午前11時くらいに更衣室に案内され、検査着に着替えます。
上に羽織るのは普通に検査着として想像されるもので間違いないのですが、
下半身に穿く物は、「後ろ穴あきパンツ」(笑)これは前回と変わりません。
二人案内されて、検査室前の待合室まで行き、
検査はおじさんのほうが先で、私はテレビを見ながら待っていました。
あまり時間がかかったと言う印象もないのですが、
看護士さんが「すみませんお待たせしました、前が特殊検査だった物で」と言いながら、
呼びにこられ、検査室の中に案内されました。

前回は、入院前と入院中に一回ずつ同じ検査を受けたので、
今回は三回目の経験と言うことになります。
肩と腕に一本ずつ注射を打たれ、検査が始まるのですが、
経験があって心構えが出来ていたのか、
技師さんの腕が良かったのか、それほどきつくはありませんでした。
検査台の両側にモニターがあって、私自身もそれを見られるのですが、
まさに「ミクロの決死圏」といった感じ。前回と感想が変わらないのですけれども(^^;)
また、腸内の様子は?と言いますと、大腸内の一番奥、
盲腸に近い部分と、出口に近い部分、直腸の辺りで、
潰瘍とまでは行かないのですが、「白体」と言う字なのかな?
「ハクタイ」と言うことでしたが白っぽいものが見られ、それが潰瘍の痕ということです。
それ以外の部分は、血管もきれいに見え、それが正常な状態とのことですが、
異常がある部分は血管もぼやけているような感じで、
それも、異常がある証拠だとのこと。
ま、私自身、今回の症状としては腹痛もなく、
ただ下血があっただけですので、そんなもんだろう、と。
薬をちょっと前から飲んでいるわけで、それで完治しており、
検査してみたら何もなかった!と言われて恥ずかしい思いをせずに良かった、とも(^^;)
そういうわけで検査は普通に終わり、
私は「午後から(ルーチンワークに)出た方がいいのかな?」と思っていたのですが、
何でももう一つ検査をすると言うことになりました。

打った注射が筋弛緩剤か何かだったのかな?
看護士さんに腕をつかまれて一緒に歩きながら、
しばらく寝ていて、とのことでベッドに案内されます。
喉が渇いていたので、「水を飲みたいんですけど」と言ってみたのですが、
それは次の検査が終わるまでダメだとのこと。
下剤を飲むと、どうしても脱水症状になるとのことで、
喉が渇くのはそのせいだと思うのですが、検査前に水分補給をしておくべきでした。
しばらくベッドに横たわっていて、トイレに行きたくなったので行ったのですが、
ちょうどそれで間にとる時間が終了したと言うことか、
次の検査を受けることになりました。
今度の検査は「注腸X線検査」と言うのでしょうか?
大腸にバリウムと空気を入れて、様々な角度からレントゲン写真を撮るというもの。
前回の入院時にはこの検査は受けたことがなかったのですが、
かなり大掛かりな検査機械だったので、機械そのものがなかったのかな?と(^^;)
また肩に注射を一本打たれます。
看護士さんが「さっきのと同じ物で・・・かなり痛い注射ですけど」と言っており、
「正直な看護士さんだな」と笑ってしまったのですが、
それで意識させられたのか、実際かなり痛かったです(^^;)
それから、腸内に管を入れられ(^^;)バリウムと空気を入れられます。
そのときも結構苦しかったのですが、
これにはあとからは更に苦しめられることになりました・・・(-_-;)

検査そのものは、垂直水平方向に回転するベッドの上で、
仰向けになったり、腹ばいになったり、横になったりしながら、
ベッドも少しずつ動かし、いろいろな角度でレントゲン写真を撮ると言うもの。
別に痛いとか苦しいとか言うことはないのですが、
動き回っているうちにパンツがずれてきたと言うことはありました(^^;)
また、先ほどの続きで喉が渇いており、本当にカラカラになりました。
そうして検査はそれなりに時間はかかったものの無事終了。
早速トイレに行くのですが、立ったあとで見てみると、
バリウムの色なのか、トイレの水は本当に真っ白になっていました。
手洗いをしてから、先日も服用したプルセニドを2錠、服用するようにと渡されます。
ここで、やっと水を飲むことが出来ました。
それでやることは終了で、着替えて待つだけだったのですが、
腸の中に大量の?空気と液体を入れられたわけですから、
これがかなり苦しく・・・・ガスが出るだけならいいのですが、
ついでに液体まで出てしまうのではないか?と(^^;)
かなりの回数トイレに行きまして、お腹が張っている間は結構苦しかったです。
特に、着替えようかな?と思って更衣室に入り、
ちょっと前に屈んだりするとまたトイレに行きたくなり、
着替えるタイミングがつかめなくてそれも難儀しました。
そのうちに出る物が出たと言うことなのか、無事着替えられたのですが、
やっぱりなんだか苦しい感じは残っていました。
自覚症状として、今回は腹痛はなかったので、
これのせいで却って悪くなりそうな感じさえありました(^^;)

着替え終わってからは、検査結果が出るまで待合室で待っていたのですが、
その間に「暗いところで待ち合わせ」を読破。
ま・・・あんまり良くなかったかな?と。
登場人物に深みがないというか、なぜそうするのか?と言う背景が十分でなく、
起こす行動が唐突過ぎると思いました。
また、あとがきが面白くないのですが、それが象徴的だな、と。
それからはマガジンラックにある本を読みます。
「医者が薦める専門病院」みたいな本で、熊本県と鹿児島県の病院が載っていたのですが、
鹿児島県の消化器科の病院としては、この「南風病院」は2番目に紹介されていました。
一番目は鹿児島大学病院なのですが、順番が関係あるのかはさておき、
南風病院は「潰瘍性大腸炎」「クローン病」ともに、
100例を超える診察履歴?があるんだそうです。
ふーん、と思いつつも、両者の数があまり変わらなかったので(130と120とかだったかな?)、
「クローン病」の方が酷い病気だとの認識を持つ私にとって、それは結構意外でもありました。

そうこうしている内に診察室に呼ばれ、検査結果を聞きます。
大腸ファイバー検査の方は、自分でも見ていましたから分かっているのですけど、
レントゲン写真の方では憩室というものが見られたそうで、
まぁそれは別に何とも影響のないものだと言うことなのですけれども。
当然入院とかではなく、盲腸付近と直腸に潰瘍が見られるのは、
潰瘍性大腸炎に良く見られるパターンで、「限局型」というのだと説明を受け、
ペンタサを飲み続けてくださいとのこと。
2,3年という期間が出たのですが、私は確かに発症から一年足らずで薬やめましたが(勝手にf^^;)、
それからずっと、6年くらいは発症しなかったんですけどね。
そこあたり、2,3年薬を飲んで変化があるのだろうか?と思われるのですが、
診察室で話を聞いていた時は思い至りませんでした。
また、診察手帳と言う物に、検査結果を書いた用紙を貼って渡されたのですが、
12ヵ月後に再び同じ検査を受けるようにと書いてありますが、
診察室で説明を受けたときには特に何も言われませんでした。
特定疾患の医療給付についての質問をしたのですが、
それは今から調べるとのことで、診察室を退室。
待合室で待っていると、看護士さんがやってきて説明を受けるのですが、
給付は、受給者証と言う物が交付された日から対象になるとのこと。
すると今回や前回の分は対象になりませんし、
一か月分の薬と一回の診察費だけだったら、患者負担限度額以内でしょうから、
特に申請しても意味なく、手間がかかるだけかと思って申請しませんでした。
また悪化することがあったり、検査を受けることがあったりするなら、
それはまたそのときに考えたいと思います。

そして会計で清算をするのですが、金額言われて目をむきました。
実に、21,730円也
大腸ファイバー検査の説明用紙には、6,000〜14,000円位と書いてあったので、
実際それくらいしか用意しておらず、一瞬「どうしよう」と思ったのですが、
すぐにJデビッドのマークが受付にあったことを思い出し、それで払うことにしました。
しかし本当に高過ぎ!そんな悪くないのに、二つも検査しなくていいのに、と思うのですが、
稀に、大腸がんを合併することもあると言うことで、それを疑ったのかなぁ?と・・・
命はお金で買えないということ、お金を払っても生きたいという方だって、
きっと多いのだろうと言うことを考えれば、私の言ってることなんて、
贅沢の上にわがままなのかも知れませんが、それでも無職の貧乏人にはきついです(^^;)
ま、「どうして二つも検査するんですか?」とか、
今後のこと考えれば聞きにくいんですけどね・・・(^^;)
最初は、大腸ファイバーのことしか聞いていなかったわけで、
(少なくとも、私の頭の中にはそれしかありませんでした)
ちゃんと説明してくれれば良かったのに、と言うのが正直な感想です。

がっくりしつつ、病院内の自販機でミネラルウォーターを買い、家路につきます。
外に出るとかなりの風が吹き荒れていました。
母親に電話して、迎えに来て貰おうかと思ったのですが、電話しても出ません。
タクシーで帰るのはお金がもったいないし、
バスで帰るのも、途中でトイレ行きたくなったら困るなぁと思ったのですが、
結局はバスで帰る事に。バス停までちょっと歩くんですけどね。
途中のコンビニで、おにぎりとサンドイッチを買って、今日始めての食事。
もう夕方近かったのですが、あまり空腹感はなかったのですけどね。
幸いバスに乗っている間にトイレに行きたくなるようなことはなく、無事帰還。
今日の夕食は、検査の説明書には「普通食でよい」とあったのですが、
私は普段から食事制限しているわけですから、それは当てはまらず、
しかも母親に病人扱いされまして(^^;)おかゆと豆腐でした。
しばらく、食事制限も続けようかと思っているのですが、
今度の土曜日は、友人の結婚式があるのです・・・(笑)
そこで誘惑に耐えられるかどうか、それともリハビリだと思って、
ちょっと手をつけるべきなのか・・・ま、それはその場で考えるにしても、
最近、白ご飯、うどん、豆腐、卵、パン・・・そう言ったものしか食べていないわけで、
コーヒーも飲まず、アルコールもコーラも飲まずですから、
食い意地の張っている私にしては、実際良く我慢できているな、と(^^;)
夜には通常の薬の他に、プルセニドも2錠渡されていたので服用しました。

本日の家計簿

南風病院診察料214円
南風病院指導料30円
南風病院投薬料3,663円
南風病院検査料13,518円
南風病院画像診断料4,305円
南風病院21,730円
病院内自販機クリスタルガイザー110円
ファミリーマート軽食308円
南国交通運賃180円


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